仔犬のトイレとトイレトレーニング

・トイレの場所を決めたら、褒めながら覚えさせる!

 トイレのしつけは、ワンちゃんが家にやって来たらすぐに始めます。ぐるぐる回りながら地面の匂いをかぎ始めたら、それはどこで排泄しようか探しているといサインです。また、ワンちゃんをよく観察し、起きたらすぐにトイレへ連れていってあげましょう。特に仔犬は、人が抱いていくよりも歩いて向かうように、誘導した方が早くトイレの場所を覚えます。仔犬がトイレの場所をきちんと覚えるまでは、根気よくあなたが誘導してあげましょう。どうしてもみておけない時は、サークルなどを利用し、全体にペットシーツを敷き詰めておく方法もあります。
 仔犬は頻繁にオシッコやウンチをします。上記のような排泄のそぶりを見せたらすぐ抱き上げて、事前に決めているトイレの場所へ連れていき、ペットシーツの上に乗せます。動きたがるようなら、優しく声をかけながら軽く抑えます。あるいはペットシーツをお尻の下にあてがってもよいでしょう。まずはトイレを設置する時に、ペットシーツにその仔犬の排せつ物のニオイをつけておくといいでしょう。
 上手にできたら、ぜひ褒めてあげましょう。トイレトレーニングの基本は褒めて育てるです。また、トイレは毎回決めた場所に連れて行くようにしましょう。
 粗相をした時は、時間がたってから叱ったり、粗相している最中に叱ってはいけません。仔犬は「オシッコやウンチをするのは、いけないことなんだ」と思い込んだり恐怖を感じて、排泄に対して神経質になってしまうからです。そうなると隠れてしてしまう可能性も出てくるからです。
 仔犬は、はじめのうちはなかなかうまくトイレができません。よく仔犬を迎えて、数週間で「うちの子はトイレがうまくできない」という相談を受けますが、それは当たり前です。考えてみてください。人間の子供だっていきなりトイレで排泄できませんよね。それと同じです。中にははじめからうまくできる子もいますが、そのほうが例外です。トイレはのしつけは根気よくつづけましょう。トイレトレーニングができない一番の原因はドッグオーナーの「焦り」です。特に仔犬の時期は焦る方が多いのですが、成犬になったらこんな楽しみもないな。。。くらいに考えて、正しいやりかたで根気よく続けましょう。
※中には病気でトイレがうまくできない子もいますので、あまりできなようならお気軽に当院にご相談いただくか、獣医師の診察を受けるのもいいでしょう。
 トイレに失敗した時は、 再びその場所でしてしまうのを防ぐために、ついた臭いをよく消します。動物用の消臭スプレーを粗相した場所にかけておくのもよいでしょう。

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仔犬のトイレのポイント

  • トイレしつけは、焦らない
  • トイレは、夜中でも自分で排泄できる場所に設置する。
  • 食餌・睡眠・遊びの後はトイレに連れていき排泄させるように心がける。
  • トイレのしつけは、鼻を押さえつけたり、叱ったりせず、上手にできたら褒めてあげる。

英語ですが、参考になる動画です。字幕の設定を自動翻訳の日本語にしてご覧頂ければと思います。