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犬の病気
水頭症
脳の周りは、頭蓋骨との間に脳脊髄液と呼ばれる体液があり、クッションのような役割をして脳を守っています。水頭症(すいとうしょう)とは、この髄液が頭蓋内に過剰にたまり、脳が圧迫されて様々な症状が出る病気です。 マルチーズ、ヨークシャー・テリア、イングリッシュ・ブルドッグ、チワワ、ラサアプソ、ポメラニアン、トイ・プードル、ケアーン・テリア、ボストン・テリア、パグ、ペキニーズなど、一般にトイ種やミニチュア種、短頭種はリスクが高いと言われています。猫では稀な病気ですが、シャム猫に多く発症すると言われています。 -
整形外科(犬)
膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)とは、犬の後肢にある膝蓋骨(しつがいこつ:膝関節にあるお皿のような骨)が正常な位置から内側(小型犬に多い)、または外側(大型犬に見られる)に外れてしまう(脱臼)状態をいいます。膝蓋骨のことを英語でpatella(パテラ)ということから、動物病院ではよく膝蓋骨脱臼を「パテラ」と呼びます。猫の膝蓋骨脱臼は稀で、犬ほど多くありません。 この病気はどの犬種にも見られますが、45%は小型犬で、トイ・プードル、ポメラニアン、ヨークシャー・テリア、チワワ、マルチーズなどに多く見られます。85%は先天性で生まれつきです。90%は内側側に脱臼し、65%は両側に膝蓋骨脱臼が見られます。 -
トピック
レッグペルテス(大腿骨頭壊死症:LCPD)病
レッグ・ペルテス病は、大腿骨頭無血壊死症(だいたいこっとうむけつえししょう)とも言われ、はっきりとした原因は不明ですが、大腿骨頭(後肢にある大腿骨と骨盤とを連結している部分)への血行が阻害され、骨頭が壊死してしまう病気です。多くの場合片側の肢に起こりますが、12~16%は両足にも起こります。 ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、オーストラリアン・シェパード、ポメラニアン、マルチーズ、チワワ、ヨークシャー・テリア、ケアン・テリア、ミニチュア・プードル、トイ・プードル、ミニチュア・ピンシャーなどのミニチュアやトイ種と言われる小型犬(10kg未満)によく発症し、3~13ヵ月齢(ほとんどは6~7ヵ月齢)の成長期に多く見られます。 -
整形外科(犬)
股関節形成不全
股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)は、股関節形成異常や股関節異形成、股異形成などとも呼ばれ、股関節が発育の段階で形態的な異常を起こし、正常に形成されていないことや変形することにより、歩き方などに様々な異変を起こす病気です。遺伝(70%)や環境的要因(30%)が考えられ、おもにジャーマン・シェパード、ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ニューファンドランド、バーニーズ・マウンテン、ロット・ワイラー、セント・バーナード、グレート・ピレニーズ、アイリッシュ・ウォーター・スパ二エルなどの大型や超大型犬で多く見られる病気で、小型犬や中型犬で発症することは稀です。 一般的に両側の股関節に発症(93%)することが多いといわれておりますが、片側のみの場合もあります。 股関節形成不全は犬の病気のイメージが強いのですが、猫でも発症することがわかってきています。特にヒマラヤン、ペルシャ、メインクーンに多いとされてます。 -
犬の病気
角膜炎
角膜炎(かくまくえん)は、角膜とはいわゆる黒目と呼ばれる部分の表面をおおっている角膜が何らかの原因で炎症を起こした状態ことです。シーズー、フレンチブルドッグ、パグなど鼻が短く眼が大きないわゆる短頭種と呼ばれる犬種は目をぶつけやすいため角膜炎が多く起こるといわれています。 -
トピック
犬猫の目のチェックポイント
▼目は大切な器官です。あなたのワンちゃんや猫ちゃんの目は大丈夫ですか? 日頃よりワンちゃんや猫ちゃん […] -
犬の病気
白内障
目には水晶体と呼ばれるカメラのレンズと同じ役目をする器官があります。本来は無色透明ですが、白内障になるとこの水晶体の一部もしくは全部が何らかの原因で変性し、白く濁ってしまいます。水晶体が濁ると光を透すことができなくなるため、視覚に影響が出てきます。水晶体の濁りが一部分であれば視野は欠けた状態ですが、水晶体全体が濁ってしまうと、全く見えなくなってしまいます。 基本的には進行性で、経過を見ていると視覚障害ばかりでは無く、濁った水晶体に起因する眼球内炎症(水晶体起因性ぶどう膜炎が起こり、ときには網膜剥離や緑内障へと進行することもあります。 -
トピック
保護中: A/G比
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血液化学検査
GLB:グロブリン
GLB(グロブリン)は、Globとも記載され、血液中に多く含まれるタンパク質の一種です。この検査項目 […] -
血液化学検査
ALB:アルブミン
ALB(アルブミン)は、Albとも記載され、血液中に多く含まれるタンパク質の一種です。この検査項目が […] -
血液化学検査
TP:総蛋白
TP(ティーピー)は血液総蛋白のことで、血液中のタンパク質の総量を示しています。これは栄養状態や肝機 […] -
犬の病気
趾間皮膚炎/指間炎
趾間皮膚炎(しかんひふえん)とは、趾間、つまり肢先(あしさき)の指の間、人でいう手や足の指の間、肉球に炎症が起こり、犬や猫が舐めてしまって発赤、腫脹、脱毛、疼痛を伴う皮膚炎です。趾間炎とか指間炎、肢端皮膚炎とも言われます。