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コラム
猫の病気のわずかな徴候を知ろう
キャット・オーナーは愛猫の些細な変化に注意すべきです。病気の徴候は猫が隠すため、注意が必要。注意すべき変化には排泄の変化、関わり方の変化、活動性の変化、睡眠習慣の変化、食事・水分摂取の変化、説明のつかない体重の変化、グルーミングの変化、ストレスの徴候、鳴き方の変化、口臭が含まれます。これらの変化は健康問題の早期発見に役立ちます。 -
消化器科(犬)
胃炎
胃炎は胃粘膜の炎症で、急性と慢性に分かれます。共通の症状は嘔吐ですが、原因や期間が異なります。原因には食べ物、感染、異物、アレルギー、薬物などがあり、症状には嘔吐、食欲不振、下痢などが含まれます。診断には検査が行われ、治療は原因により異なります。予防には危険物の制限、ワクチン、寄生虫駆除が役立ちます。胃炎を放置すると重篤な状態に進行することがあるため、早めの対処が重要です。 -
犬の病気
膿皮症
膿皮症は犬や猫の皮膚感染病で、ブドウ球菌などの細菌による化膿性の皮膚疾患です。皮膚の炎症、脱毛、発疹、膿などが一般的な症状で、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミ感染などが原因となります。治療には抗生物質と薬用シャンプーが用いられ、環境の清潔さや栄養、皮膚のケアが予防に役立ちます。また、治療期間中に指示通りに薬物を使用し、再発時には耐性菌の検査を行うことが重要です。 -
犬の病気
外耳炎/外耳道炎
外耳炎は犬や猫の外耳の表面に炎症が起こる病気で、垂れた耳のペットで一般的です。原因は異物、細菌、真菌、アレルギー、寄生虫などがあり、症状には耳のかゆみ、痛み、発赤、腫れ、悪臭、耳垢の増加が含まれます。治療は原因により点耳薬や内服薬、外科手術などが必要で、耳の清潔保持と適切なケアが予防に重要です。自己判断で治療を中断せず、獣医師の指示に従うべきです。 -
猫の病気
結膜炎/結膜浮腫(猫編)
結膜炎は、眼の白目の半透明な膜である結膜が炎症を起こす病気で、原因は感染、アレルギー、外傷など多岐にわたります。症状には赤く腫れた結膜、涙や目ヤニの増加、むくみが含まれ、重度になると瞼がくっつくこともあります。診断には眼科検査や特殊検査が必要で、治療は原因に応じて目薬や洗浄、内服薬を使用します。予防にはウイルス感染の場合はワクチン接種が重要で、早期の診療と適切な治療が大切です。 -
泌尿器科(猫)
膀胱炎(猫編)
膀胱炎は、猫の膀胱が炎症を起こす病気で、原因はストレス、細菌、結晶や結石などが考えられます。症状には血尿、頻尿、排尿時の痛み、食欲不振などが含まれます。治療には抗生物質、痛みの軽減、ストレス軽減、食事療法が含まれ、予防にはストレス管理、水分摂取促進、飼育環境の改善が重要です。時には尿検査や検査が必要で、特発性膀胱炎の場合、原因が不明確でも早めの治療が必要です。 -
コラム
受動喫煙でワンちゃんのアトピー性皮膚炎は増える?
受動喫煙は人間の子供のアトピー性皮膚炎の発症と関連していることが分かっていますが、ワンちゃんではどう […] -
内分泌科(犬)
甲状腺機能亢進症:Hyperthyroidism
甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)は、特に猫で多く見られる病気です。のど元の気管の左右に張り付くように存在する豆粒ほどの小さな臓器(内分泌腺)である甲状腺から、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンが分泌されますが、そのホルモンの分泌が異常に増加することで起こります。 中~高年齢の猫がなりやすい病気(7歳以上の猫の10%以上がこの病気にかかっているという報告もあります。)で、毛艶が悪くなり、毛がバサバサしたり、活動性が増したり、落ち着きがなくなったり、食欲が旺盛なのに体重が減っていくというような症状が見られた場合は、甲状腺機能亢進症を疑います。猫種では雑種猫に多く、バーミーズ, トンキニーズ, ペルシャ, アビシニアン,ブリティッシュショートヘアーは罹率が少ないと報告[3]されています。 ちなみに犬で甲状腺機能亢進症が起こることは稀で、逆に甲状腺機能低下症が多く起こります。犬で起こりやすい犬種は、ゴールデン・レトリバー、シベリアン・ハスキー、ビーグル、ボクサーで、10歳以上の高齢犬が多いとされています。 -
コラム・ブログ
プラスサイクル(pluscycle)取扱い開始のお知らせ&特別割引!
動物の病気を治すというのは皆さんが思っている以上に難しいことがあります。その理由の一つに、日々診療し […] -
内分泌科(犬)
甲状腺機能低下症:Hypothyroidism
甲状腺機能低下症は犬の疾患で、主に高齢の大型犬で見られます。甲状腺からのホルモン不足により代謝が低下し、さまざまな症状が現れます。一般的な症状には体重増加、皮膚の問題、倦怠感、食欲の変化などが含まれます。診断には血液検査が必要で、治療には甲状腺ホルモン製剤の投与が行われます。早期発見と適切な治療が重要であり、予防法は特にありません。継続的な検査と治療が必要で、予後は一般的に良好です。 -
消化器科(犬)
会陰ヘルニア:Perineal Hernia
会陰ヘルニアは、犬の肛門周辺の筋肉間に隙間ができ、腹部臓器が出る病気で、未去勢の雄犬に多く見られます。腸や膀胱の出現により、排便や排尿の問題が生じます。診断には検査が必要で、外科手術が一般的な治療法です。去勢手術が再発予防に役立つことが知られており、過度な吠えなど腹部圧力の上昇を抑える訓練が予防に役立ちます。症状があれば早めの獣医師の診察が重要です。 -
人獣共通感染症
犬回虫症
犬回虫症は、寄生虫である犬回虫によって引き起こされる感染症で、主に犬が感染源です。感染は犬の糞便中の虫卵から起こり、感染すると消化器症状や体重減少などの症状が現れます。感染は犬仔犬への母子感染もあります。診断には糞便検査が行われ、治療には駆虫薬の投与が含まれます。予防には幼犬の駆虫と衛生的な慣行が重要で、人間にも感染する可能性があることに注意が必要です。