・毎日きちんと続けて歯周病を予防!
お口のケアを怠ると、歯周病など思わぬ病気を招くことがあります。根尖膿瘍など顔面の目の近くから膿が出て、一見すると目の病気のようにみえる場合でも、実は口の中に原因があるケースがあります。また、歯石がたまると細菌の感染をおこし、歯の痛みや口臭、内臓の病気にもつながります。
日頃から、犬用の歯磨きで、歯石がたまらないよう心がけてください。 こびりついた歯石は無理に取ろうとせず、当院にご相談ください。また、大人の歯に生え変わった、成犬期以降には、毎日の食餌やおやつで歯のケアができる製品などもあります。詳しくはお気軽に当院にご相談ください。
歯磨きの仕方
- 動物用の歯みがきペーストを指につけ、舐めさせながら少しずつ口周りを触る
…口周りを触ることに良いイメージをつけましょう。逆の手で頭を撫でながらやると安定します。 - 口周辺を触ることに慣れたら指を口に入れて歯を触る
…最初は手前だけ、慣れたら奥まで、嫌がるようなら無理せず少しずつやりましょう。 - 歯を触ることを嫌がらなければ指で歯を磨いてみる
…最初は短時間で行い、慣れたら少しずつ時間を長くしましょう。 - 指にガーゼを巻いたり、歯みがきシートなどで磨く
…さらに大丈夫そうなら歯ブラシにチャレンジしましょう。
※ガーゼやシートは間違えて飲み込まれてしまわないように注意してください。
※歯垢は2~3日で歯石になっていきますので、歯みがきで除去できるのは歯垢の段階までですので歯みがきの頻度は3日に1回以上、できれば毎日行い、時間かけてやるよりも、短時間でもいいので毎日行うことを習慣にして下さい。
○犬のオーラルケアーの手引ダウンロード
歯磨きは、仔犬の頃から習慣づけることをお勧めします。犬用の歯磨き、歯ブラシ、おやつなどはお気軽に当院にご相談下さい。
また、どうしても歯みがきさせてくれない場合ももちろんあると思います。そういう時は、歯石予防のスプレーやサプリメントなどもありますので、お気軽に当院にご相談下さい。
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歯のケアポイント
- まずは口を開かせ、歯と歯肉のチェックに慣れさせる。
- 犬専用歯ブラシで切歯・犬歯・臼歯、歯の裏側をいろいろな角度からサッと磨く。
- 歯磨き剤が嫌なときには、2日間程歯ブラシのみで磨き、慣れてから再度歯磨き剤を使ってみる。
- どうしても歯ブラシを嫌がるようなら指にガーゼを巻いて歯を磨く。
- 定期的に口腔内の様子をチェックし、年に1度は当院でチェックを受けましょう。