福山達也 耳血腫の治療
まず、注射器で耳介に溜まった血液様液を抜きます。
外耳炎やアレルギーなどを伴う場合は、再発を防ぐために、耳血腫を引き起こす原因となっている耳の痒みをなくす治療も行う必要があります。
再発を繰り返す場合は、外科的に膨れている部分を切開し、再度血液様液が溜まらないように縫合したりカニューレを入れてそれ以上血液様液が貯まらにようにする治療法もあります。
※当院では再発を繰り返す場合、海外から許可を得て輸入した薬剤を耳に入れる治療法を行うことがあります。
耳血腫の予防
外耳炎が原因となることが多いので、日頃からのこまめな耳を観察し、耳垢の量や色、耳の臭いに異常を感じたら放置せず、早めに当院にご相談下さい。
耳血腫は体質によっては、何度も再発を繰り返し、手術が必要になることも多い病気です。早めに対処を心がけて下さい。
耳血腫の看護/その他
耳介から血液様液を抜く処置は、何度か行う必要があることがあります。
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参考文献・資料等
<1>犬における耳血腫の性質と継続的真空ドレナージによる治療について
<2>一般臨床における小動物の皮膚疾患の発生率、診断、およびその治療についての調査
<3>炭酸ガスレーザーを用いた耳血腫治療法の評価
<4>犬の耳血腫の治療における複数の排出孔をあける手術 vs コルチコステロイドの局所注射の比較：７１件の耳血腫ができた犬５１頭（２０００-２０１７）
[WR2111,VQ2111：耳血腫]
■VMN Live
・1.『直腸癌疑摘出手術』 2.『耳血腫整復手術』
・耳血腫、 乳癌片側全摘出術、 急性腹腔内出血（緊急手術）