※電話などでの各種病気に関するお問い合わせは、通常診療業務に支障をきたしますので、当院をご利用のペットオーナー以外はご遠慮ください。まずはご自身のかかりつけ獣医師にお問い合わせください。ご理解とご協力をお願いいたします!
趾間皮膚炎/指間炎とは?
趾間皮膚炎/指間炎の原因
趾間皮膚炎/指間炎の症状
趾間皮膚炎/指間炎の診断/検査
趾間皮膚炎/指間炎の治療
治療は、原因にもよりますが、まず感染症があるなら感染症の治療、炎症を抑えるための抗炎症剤の外用薬や内服薬を用います。その他、異物が考えられるなら異物除去、アレルギーが疑われるならそれに対する治療、環境因子が考えられる場合、免疫的な疾患の場合は免疫抑制剤治療、足先だけ定期的に薬用シャンプーにより洗浄など原因や症状によって選択する治療は異なってきます。痒みが強く、外用薬を塗っても舐めてしまう場合は、エリザベスカラーや包帯などで患部を舐めさせないようにすることも必要です。
※塗り薬のポイント
塗り薬は塗った後すぐに舐められると効果が落ちたりしますので、食餌前に塗る、塗ってかた散歩に行くとか、遊んであげるといいでしょう。
趾間皮膚炎/指間炎の予防
予防はなかなか難しかもしれませんが、飼育環境を清潔に保ち、いつも濡れているような環境は避けるべきでしょう。予防というよりは、やはり、早期発見・早期治療が重要かと思います。はじめは、なんとなく舐めてるかな、皮膚が少し赤くなってるかな程度ですが、たいしたことなさそうだからといって手足や肉球を舐め続けるのを放置してはいけません。早い段階で当院にご相談頂くか、獣医師の診察を受けましょう。
趾間皮膚炎/指間炎の看護/その他
指間や肉球は非常にデリケートな部位でもありますので、定期的にチェックをする習慣をつけるとよいでしょう。また、お散歩の後には消毒薬で指間を拭いたり、シャンプー後はしっかり洗い流すようにしたりと清潔に保つことを意識しましょう。外用薬を塗った後に舐めてしまう場合は、「散歩に行く前」に塗ったり、塗ってから「食餌を与える」などして気を紛らすといいでしょう。
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参考文献・資料等
- Veterinary focus #28.1; 8-14:私のアプローチ法・・・犬の肢端皮膚炎
<1>犬の指に発生した悪性メラノーマに対する異種マウスチロシナーゼDNAワクチン
<2>犬の指の腫瘍:獣医腫瘍学協同グループによる64頭の犬に関する回顧的研究
<3>あなたの診断は何ですか?
<4>犬の指の腫瘍:獣医腫瘍学協同グループによる64頭の犬に関する回顧的研究
[WR2106,VQ2106:趾間、指間]
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