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コラム・ブログ
ホルモン反応性尿失禁:Hormone-Responsive Urinary In…
ホルモン反応性尿失禁とは、特に避妊手術(不妊手術)をした大型犬の雌犬に多く見られる病気です。失禁(オシッコを漏らす)してしまいます。小型犬や雄犬、避妊手術をしていな雌犬で見られることは非常に稀(0~1%)だと言われています。 大型犬での発症率は5~20%と報告されています。 -
泌尿器科(犬)
膀胱結石症
膀胱結石症(ぼうこうけっせきしょう)とは、尿を貯める膀胱内にできた結晶が結石を形成する病気です。また、腎結石や尿管結石が移動して膀胱に入ると、これも膀胱結石と呼ばれます。 結石の見た目は石のように固く表面はなめらかなこともあれば、ギザギザしていたりぼこぼこしていたりすることもあります。大きさは数 mmから数 cmと様々で、中には膀胱とほぼ同じような大きさまで巨大化することもあります。 -
トピック
急性腎不全(急性腎障害)
急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)とは、腎臓機能の急激な低下によって発症し、腎臓が正常に働かなくなった状態です。ですから病気の名前というよりは症候群の名前です。 この急性腎不全は急激に状態が進行し、数日で命を落とすこともあるので非常に注意しなければなりません。 ※急性腎不全と急性腎障害は厳密には定義が違うのですが、一般の方には分かりづらいでしょうから、ここでは同じ様に扱っていますのでご了承ください。 -
泌尿器科(犬)
慢性腎不全/慢性腎臓病CKD(犬編)
慢性腎臓病(まんせいじんぞうびょう)は以前は慢性腎不全(まなんせいじんふぜん)などとも呼ばれていた病気で、統計にもよりますが犬全体の0.05〜3.74%が患う重大でよくある病気のうちの一つです。腎臓の機能が低下して、効果的に体の中の老廃物を排泄できなかったり、電解質(※)の調整やホルモンの産生分泌などが滞る状態です。慢性腎臓病の犬の多くが6歳以上で診断されるため、高齢犬の方が患いやすいと言えます。更に7歳から12歳と12歳以上を比較すると5倍も患いやすことが報告されています。 一度悪くなってしまった腎臓の組織は治療しても元には戻りませんので、なるべく早期に発見して進行を -
トピック
膀胱炎(犬編)
膀胱炎(ぼうこうえん)とはオシッコを貯める働きをする臓器である膀胱に様々な理由(ストレス、細菌、結晶・結石など)から炎症が起こる病気です。犬では比較的多い病気で、特に細菌性膀胱炎は雌犬に多く見られます。