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中毒
ホップ中毒
ホップは一般にはビールに苦味と香りを与える主原料として用いられるアサ科ツル性の多年草です。日本国内では北海道の一部にのみ自生していますが、最近では緑のカーテンとして園芸店で売られていることがあります。また、食用やハーブとして用いられていますが、犬が摂取すると大変危険ですので注意志天下さい。 グレイハウンド、ラブラドールレトリバー、セントバーナード、ポインター、ドーベルマン、ボーダーコリー、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル、北欧犬種などは特に影響を受けやすいようですが、どの犬種でも中毒を起こすリスクがありますので与えないで下さい。 海外では、クラフトビール醸造ブームや家庭でビール醸造が行えることから、ホップを誤食するkとによる中毒が多く発生しているようです。国内での危険は園芸用や家庭で栽培されたものの誤食が主なものになります。 -
中毒
ぶどう中毒:Grape Toxicosis
犬はブドウやスグリ、サルタナを食べると、中毒症状を起こすことがあります。これをブドウ中毒(ぶどうちゅうどく)とかブドウ・レーズン症候群とかいい、最悪の場合、死に至ります。 ぶどう中毒は生の葡萄だけでなく、乾燥したレーズンや果汁100%のブドウジュース、ブドウの搾りかすなどでも起こりますので注意が必要です。もちろんブドウの果実だけでなく、ケーキ、パンやパイ、サラダなどに使われることも多いのできをつけてください。 -
中毒
キシリトール中毒
キシリトールは人工甘味料の一種で、砂糖と同じ甘さでカロリーが抑えられるため、キャンディーやクッキー、飲料など様々な食品に砂糖の代用として用いられています。また、キシリトールは、歯垢の中の虫歯の原因菌の働きを弱める作用があることなどから、ガム、歯磨き粉など歯科用の製品でも多く使われています。 しかし、人間には有用なこのキシリトールですが、犬では中毒を起こし、低血糖や急性の肝不全により、死に至ることもある危険な物質であることを知っておいてください。 -
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チョコレート中毒
チョコレート中毒(ちょこれーとちゅうどく)はチョコレートやココア、もしくはそれらの加工食品に含まれるテオブロミンという成分の過剰摂取により起こります。タマネギ中毒も有名ですが、それと並んで犬や猫に食べさせてはいけないものとして大抵の飼主さんはよくご存知だと思います。 特に犬はチョコレートの味や匂いを好み、目を離したすきに大量に食べてしまって中毒事故がよくおこります。また、テオブロミンの分解と排泄が人に比べとても時間がかかるため、許容量を超えやすく中毒症状を起こしやすくなっています。体重に対してのチョコレートの摂取量が中毒に影響するため、大型犬よりも中小型犬、猫などでより多く発生する傾向がありますので注意が必要です。 また、チョコレートにはその他にもレーズン(ぶどう中毒)、ピーナツ(落花生中毒)、コーヒー豆(カフェイン中毒)なども併せて起こることもあります。 -
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亜鉛中毒
※電話などでの各種病気に関するお問い合わせは、通常診療業務に支障をきたしますので、当院をご利用のペッ […] -
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フェノトリン中毒
フェノトリンは、ピレスロイド系殺虫剤の一種で、ノミ取りシャンプーやノミ駆除スポットオン製剤などに持ちられている薬剤で、日本では未だ多くの市販製品に使用されていますが、アメリカでは猫への使用が問題視されている薬剤です。 -
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ペルメトリン中毒
ペルメトリン中毒は猫の中毒の中でも最も多く報告されている中毒の一つです。大抵は犬用のノミ・ダニ駆除剤として市販されている薬剤を猫に使用したために起こります。 ペルメトリンを含む製剤は主に、犬用のスポットオン ノミ・ダニ駆除剤、ノミ取りシャンプー、ノミ駆除スプレー、ノミよけ首輪などに含まれていますので、注意が必要です。 -
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エチレングリコール中毒
エチレングリコールは、車の不凍液、保冷剤、固くならないアイスノン、写真の現像液や錆取り、モーターオイル、工業用溶剤などに含まれています。どうも犬や猫はこの匂いや味が好きなようで、摂取して中毒を起こすことがあります。特に欧米では自分で車のオイルを交換する人が多く、結構見られる中毒だと言われていました。最近日本でも保冷剤で凍らせても固くならないものはエチレングリコールが入っている可能性があるので、注意が必要です。 犬よりも猫のほうが少量で重篤な症状をおこしますので、注意が必要です。 -
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アセトアミノフェン中毒
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シトラスオイル中毒
シトラスオイルとはみかんやオレンジ、ダイダイなど柑橘系植物から作ったオイルで、アロマオイル、芳香剤、食器用洗剤、シャンプーや動物用の虫よけなどにも使われていたりします。特にアロマオイルは成分が濃縮されていますので、危険度が高く注意が必要です。 自然のものだから猫にも安全と誤認されていますが、シトラスオイルで猫の中毒が起こることがありますので注意してください。また、犬用の虫よけなどを猫に用いると犬の推奨容量でも猫にとっては致死的になることもあるので、絶対に使用しないでください。 -
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タマネギ(ネギ)中毒
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ユリ中毒
ユリ属及びワスレグサ属の植物はは猫にとって非常に危険です。少量摂取しただけでも急性腎不全を引き起こし死に至ることがありますので、注意が必要です。 ユリの花びら、葉、茎、そして花粉に至るまで、すべての部分が猫にとって毒となります。猫が毛づくろい中に葉を1、2枚、花粉を少量でも口にすると、重度の急性腎不全に陥る可能性があります。