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猫の病気
犬フィラリア症:犬糸状虫症
犬フィラリア症は、犬の心臓に寄生する寄生虫による感染病で、蚊を介して広がります。症状は初期には気づかれず、後に呼吸困難や心臓、肝臓、腎臓の障害を引き起こし、死亡率が高いです。人や猫にも感染する可能性があります。予防薬や予防注射で予防可能で、感染が疑われる場合は検査が必要です。予防が最善です。血液検査で感染を調べ、予防薬の定期投与が重要です。 -
猫の病気
食欲不振
食欲不振は食事の量減少や全く食べなくなる症状で、病気の名前ではなく症状名。原因はストレス、痛み、環境変化などで起こり、長く続く場合は異常の兆候。病気が原因の場合、病気の治療が必要。予防は早期発見が重要で、食欲不振が3日以上続く場合には動物病院を受診。対処法として静かな環境、食器、流動食、好みの食材、食欲増進剤、強制給餌などがあり、経管栄養も検討。手遅れになる前に早めの対処が大切。 -
猫の病気
腸炎
腸炎は腸の粘膜炎症で、主な症状は腹痛と下痢、発熱が含まれます。急性腸炎と慢性腸炎に分けられ、原因は細菌感染、ウイルス、食事、寄生虫、免疫疾患、毒物、ストレス、腫瘍など多岐にわたります。診断には身体検査、糞便検査、検査などが必要で、治療は原因により抗生物質、駆虫薬、外科手術などが行われます。慢性腸炎の予防には適切なペットフードやワクチンが役立ちます。慢性腸炎は再発しやすいため、定期的な診察が必要で、一部の細菌は人に感染する可能性もあることに注意が必要です。 -
猫の病気
胃炎
胃炎は胃粘膜の炎症で、急性と慢性に分かれます。共通の症状は嘔吐ですが、原因や期間が異なります。原因には食べ物、感染、異物、アレルギー、薬物などがあり、症状には嘔吐、食欲不振、下痢などが含まれます。診断には検査が行われ、治療は原因により異なります。予防には危険物の制限、ワクチン、寄生虫駆除が役立ちます。胃炎を放置すると重篤な状態に進行することがあるため、早めの対処が重要です。 -
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膿皮症
膿皮症は犬や猫の皮膚感染病で、ブドウ球菌などの細菌による化膿性の皮膚疾患です。皮膚の炎症、脱毛、発疹、膿などが一般的な症状で、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミ感染などが原因となります。治療には抗生物質と薬用シャンプーが用いられ、環境の清潔さや栄養、皮膚のケアが予防に役立ちます。また、治療期間中に指示通りに薬物を使用し、再発時には耐性菌の検査を行うことが重要です。 -
猫の病気
外耳炎/外耳道炎
外耳炎は犬や猫の外耳の表面に炎症が起こる病気で、垂れた耳のペットで一般的です。原因は異物、細菌、真菌、アレルギー、寄生虫などがあり、症状には耳のかゆみ、痛み、発赤、腫れ、悪臭、耳垢の増加が含まれます。治療は原因により点耳薬や内服薬、外科手術などが必要で、耳の清潔保持と適切なケアが予防に重要です。自己判断で治療を中断せず、獣医師の指示に従うべきです。 -
猫の病気
結膜炎/結膜浮腫(猫編)
結膜炎は、眼の白目の半透明な膜である結膜が炎症を起こす病気で、原因は感染、アレルギー、外傷など多岐にわたります。症状には赤く腫れた結膜、涙や目ヤニの増加、むくみが含まれ、重度になると瞼がくっつくこともあります。診断には眼科検査や特殊検査が必要で、治療は原因に応じて目薬や洗浄、内服薬を使用します。予防にはウイルス感染の場合はワクチン接種が重要で、早期の診療と適切な治療が大切です。 -
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膀胱炎(猫編)
膀胱炎は、猫の膀胱が炎症を起こす病気で、原因はストレス、細菌、結晶や結石などが考えられます。症状には血尿、頻尿、排尿時の痛み、食欲不振などが含まれます。治療には抗生物質、痛みの軽減、ストレス軽減、食事療法が含まれ、予防にはストレス管理、水分摂取促進、飼育環境の改善が重要です。時には尿検査や検査が必要で、特発性膀胱炎の場合、原因が不明確でも早めの治療が必要です。 -
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甲状腺機能亢進症:Hyperthyroidism
甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)は、特に猫で多く見られる病気です。のど元の気管の左右に張り付くように存在する豆粒ほどの小さな臓器(内分泌腺)である甲状腺から、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンが分泌されますが、そのホルモンの分泌が異常に増加することで起こります。 中~高年齢の猫がなりやすい病気(7歳以上の猫の10%以上がこの病気にかかっているという報告もあります。)で、毛艶が悪くなり、毛がバサバサしたり、活動性が増したり、落ち着きがなくなったり、食欲が旺盛なのに体重が減っていくというような症状が見られた場合は、甲状腺機能亢進症を疑います。猫種では雑種猫に多く、バーミーズ, トンキニーズ, ペルシャ, アビシニアン,ブリティッシュショートヘアーは罹率が少ないと報告[3]されています。 ちなみに犬で甲状腺機能亢進症が起こることは稀で、逆に甲状腺機能低下症が多く起こります。犬で起こりやすい犬種は、ゴールデン・レトリバー、シベリアン・ハスキー、ビーグル、ボクサーで、10歳以上の高齢犬が多いとされています。 -
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甲状腺機能低下症:Hypothyroidism
甲状腺機能低下症は犬の疾患で、主に高齢の大型犬で見られます。甲状腺からのホルモン不足により代謝が低下し、さまざまな症状が現れます。一般的な症状には体重増加、皮膚の問題、倦怠感、食欲の変化などが含まれます。診断には血液検査が必要で、治療には甲状腺ホルモン製剤の投与が行われます。早期発見と適切な治療が重要であり、予防法は特にありません。継続的な検査と治療が必要で、予後は一般的に良好です。 -
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クラミドフィラ・フェリス感染症(猫クラミジア症)
クラミドフィラ・フェリス感染症(猫クラミジア症)は、猫の感染病で、感染が結膜炎や鼻炎を引き起こします。感染は他の呼吸器感染症と共に発生し、複数の病原体が関与することが多い。感染は猫同士の接触や目や鼻汁を介して広がります。主に子猫や老猫に影響があり、治療には抗生物質が使用されます。感染の予防策としては、手洗いや接触を制限することが挙げられます。クラミドフィラ・フェリスは人にも感染する可能性があるので、注意が必要です。 -
猫の病気
猫免疫不全ウイルス感染症(FIV:猫エイズ)
猫免疫不全ウイルス感染症(FIV)は「猫エイズ」とも呼ばれ、猫の感染症です。ウイルス感染により免疫力が低下し、症状が進行します。感染経路は主に噛傷や性的接触などで、人間には感染しません。症状は発熱、口内炎、体重減少などで、最終的にエイズ期に至ります。診断は血液検査で行われます。特効薬はないため、対症療法が行われます。予防策としては室内飼育、避妊・去勢手術、ワクチン接種があります。感染しても適切な管理下で生活すれば、長寿命の可能性もあるとされています。