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レプトスピラ症とは?
レプトスピラ症とは病原性レプトスピラによって引き起こされる人と動物の共通感染症(ズーノーシス:Zoonosis)です。全世界でみられ、日本ではワイル病や秋疫(あきやみ)、イヌ型レプトスピラと称されることもありますが、これらを含めレプトスピラによって引き起こされる感染症はレプトスピラ症と総称されます。ワイル病とうい名前は、1886年にドイツの医学者アドルフ・ヴァイル(Adolf Weil)により初めて報告されたことによるものです。
レプトスピラ菌は野ねずみやウシ、豚、タヌキ、キツネ、イヌなどの感染動物の尿中に排泄され、多くの哺乳動物に感染します。日本でも1970年代前半までは年間50名以上の人の死亡例が報告されていました。近年では衛生環境の向上で著しく減少しましたが、現在でも散発的な発生は認められ、完全室内犬でも発生が増加しており注意が必要です。ちなみに人から人への感染は起こらないとされています。
レプトスピラ症の原因
レプトスピラ症の症状
不顕性型は、感染したレプトスピラに対して体内に抗体ができ、症状が出ることなく自然治癒してしまいます。しかし、他の犬や人への感染源となるため注意が必要です。
レプトスピラ症の診断/検査
レプトスピラ症の治療
レプトスピラ症の予防
レプトスピラ症の看護/その他
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参考文献・資料等
- The changing face of canine leptospirosis.
- 伴侶動物治療指針 Vol.8; 36-42:レプトスピラ症の診断と治療
- 犬の内科診療 Part2; 176-184:犬レプトスピラ症
- 2010 ACVIM Small Animal Consensus Statement on Leptospirosis: Diagnosis, Epidemiology, Treatment, and Prevention
- Leptospirosis
- Evaluation of adding diltiazem therapy to standard treatment of acute renal failure caused by leptospirosis: 18 dogs (1998–2001)
<1>犬レプトスピラ感染症 - 血清型が異なると考えられるレプトスピラによる臨床症状と転帰(42症例)
<2>レプトスピラ症の犬5頭における腹膜透析による急性腎不全の管理
<3>犬のレプトスピラ症: 血清学的検査と症例検討 1996-2001
<4>犬レプトスピラ症予防における市販ワクチン3種の効果の比較
<5>レプトスピラ症と臨床診断された犬35頭における出血系、止血系、およびトロンボエラストメトリー上の障害:前向き研究
<6>犬における自然発生性レプトスピラ症の臨床病理学的および非定型特徴:51例(2000-2010)
<7>二次診療施設における犬の急性レプトスピラ症の診断に対する血清微小凝集反応試験およびPCR検査の診断的価値に関する評価
<8>北カリフォルニア出身の犬におけるレプトスピラ感染の空間的および時間的なパターン:67例(2001-2010)
<9>レプトスピラ症の犬35頭での腹部超音波検査所見の前向き評価
<10>臨床における病理学 犬のレプトスピラ症
<11>飼い犬におけるワクチン関連性のレプトスピラ抗体
<12>アメリカ合衆国の犬におけるレプトスピラ血清反応陽性の地域的および時間的変異、2000-2010
<13>レプトスピラ症を有する犬における肺の異常
<14>病原性レプトスピラの存在を分子学的に確認した犬の尿サンプルから分離された、レプトスピラDNAの縦列反復配列多型分析
<15>1970年と2009年の間の犬のレプトスピラ症におけるシグナルメントの変化
<16>健康猫と腎疾患の猫におけるレプトスピラ症の血清学的および尿のPCR調査
<17>感染犬と接触した動物病院スタッフと犬の飼い主におけるレプトスピラ血清型への暴露に関する評価
<18>マサチューセッツ州ウスター郡で自由彷徨している猫のレプトスピラ抗体の保有率
<19>健康な飼い犬における最近のレプトスピラワクチンの全血リアルタイムPCR法への影響
<20>全米の犬における顕微鏡検査での凝集試験によるレプトスピラ菌の血清型に対する抗体の検出、2000-2007年
<21>急性腎不全の犬猫における腎周囲滲出液
<22>臨床的レプトスピラ症とレプトスピラ症に対するワクチン接種を受けた犬における顕微鏡下凝集検査の結果に見られる変動性
<23>犬のLeptospira interrogans Australis血清型感染症における臨床病理学的特徴および転帰予測:20症例の回顧的研究(2001-2004)
<24>合衆国の獣医師において、レプトスピラ菌の血清型に対する血清抗体の保有率と危険因子
<25>ACVIM小動物のレプトスピラ症に関する合意声明:診断、疫学、治療および予防
<26>健康犬における6種のレプトスピラ血清型に対する血清抗体の保有率
<27>犬のレプトスピラ症の臨床的特徴に、感染している血清学的グループが与える影響
<28>急性腎不全の原因
<29>市販されているLeptospira interrogans serovar pomonaおよびL.kirschneri serovar grippotyphosaに対するワクチンを接種した犬の血清学的反応
<30>犬のレプトスピラ症:治療,予防,および人獣共通感染症
<31>犬のレプトスピラ症の血清型に関連した有病率と危険因子:90例(1997-2002)
<32>犬のレプトスピラ症の環境的危険因子の評価:36症例(1997-2002)
<33>犬のレプトスピラの尿中排泄に関する有病率を評価する際のポリメラーゼ連鎖反応法、細菌培養、および血清学的検査の比較
<34>犬のレプトスピラ症の診断に対するポリメラーゼ連鎖反応法の臨床応用
<35>アメリカ合衆国とカナダにおける犬のレプトスピラ症の罹患率と危険要因:677例(1970-1998)