猫混合ワクチン

そもそもワクチンって何?

ワクチンとは病原菌やウイルスによる感染症を予防するために、病原体を無毒化または弱毒化したものを注射したり飲ませたりし、感染症への抗体(感染症という敵に対して防御する体の働き)を作ることで、感染症に対する免疫力をつけるためのものです。人だとインフルエンザワクチンなどが有名ですね。病気になってから治療するのではなく、病気にならないようにしたり、仮に病気になっても症状を軽くする効果があります。

混合ワクチンは任意ですが、すべての猫ちゃんに接種するよう推奨されているコアワクチン(「死に至る怖い病気である」「広く流行している」「人と動物の共通感染症であり人の健康を脅かす」などの理由)とノンコアワクチン(地域や飼育環境に合わせて接種するワクチン)の組み合わせで構成されており、単体、3種、5種、7種、など予防できる病気の組み合わせで様々なものがあります。

コアワクチン ノンコアワクチン
猫パルボウイルス感染症(猫汎白血球減少症)猫ウイルス性呼吸器感染症(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症) 猫白血病ウイルス感染症猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)クラミドフィラ・フェリス感染症※1

※1:人と動物の共通感染症、クラミドフィラ・フェリス感染症に関しては意見が分かれている。

壱岐動物病院併設ペット美容室・ペットホテルBOW-MEOWでは店内感染防止の為、コアワクチン(3種混合)接種の猫ちゃんをペットホテル、ペット美容室で受け入れることはありません。

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日本の混合ワクチン接種率はどれくらいですか?
日本のワクチン接種率は欧米に比べ非常に低いのが現状です。実は、まだまだ動物の健康に対して発展途上国と言ったレベルなのです。壱岐はこのデータよりまだ低い状況です。一旦どこかから入り込まれると一挙に伝染病が広がります。2017年の猫パルボウイルスの大流行がいい例です。

※当院では2019年より紙の証明書だけでなく、デジタル混合ワクチン予防注射証明書も無料発行しております。当院で混合ワクチン予防注射を接種された方はマイページからログインしていつでも最新の混合ワクチン予防注射接種日や次回接種予定日をご確認いただけます。詳しくは当院受付にてお尋ね下さい。

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ワクチン接種後の注意事項

□ワクチンを接種してから2〜3日は安静を心がけ、激しい運動やシャンプーなどは避けてください。
□接種後、元気や食欲がなくなったり、軽い発熱があったり、便が柔らかくなることがありますが、数日で回復します。
□まれに高熱、嘔吐、下痢、けれん、唇や眼の腫れ、かゆみ、じんましん、などの副反応が見られることがあります。このような場合はすぐに当院にご連絡ください。
□非常に稀ですが、アナフィラキシーが起こることがあります。これは接種後30分以内に起こることが多いものです。ご心配であれば院内もしくは駐車場で接種後30分ほどお待ちください。
□当院は24時間対応病院ではありませんので、ワクチン接種はできるだけ午前中にされることをお勧めします。

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ワクチンの副反応はどれくらいの確率ですか?
海外のデータですが、猫のワクチンの副反応(非特異的ワクチン反応、アレルギー反応、じんましん、またはアナフィラキシー)発現率は1万回中51.6回(0.52%)と報告されています[1]。ちなみに日本で人が1年間で交通事故にあう確率は0.9%ほどです。

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参考文献

  1. Adverse events after vaccine administration in cats: 2,560 Cases (2002-2005)