超音波検査(エコー検査)

画像診断検査の一種で、超音波を使って心臓や臓器など体の内部構造や運動を観察する検査です。痛みがなく動物の体への負担の少ない検査です。必要に応じて検査部分の被毛を剃毛(毛刈り)させて頂く場合がございます

超音波検査
Ultrasound Examination

アロカ プロサウンドα6
アロカ プロサウンドα6

・超音波検査はどんな検査?

人の耳には聞こえない高周波数(20,000Hz以上)の音(超音波)をあて、心臓や各種臓器、血液の流れる様子などを観察する検査です。超音波の伝わる速さは空気、脂肪、肝臓、腎臓、筋肉、骨などによって異なり、超音波がそれぞれの組織を通過する際、超音波の一部が反射してエコー信号というものが生じます。このエコー信号の強さやエコー信号が得られるまでの時間を計算して、その結果を画面上に画像として描出することで体の中の構造を知ることができます。
超音波は液体や固体では良く伝導するため、心臓、肝臓、脾臓、腎臓などの臓器や筋肉、脂肪組織などの観察に優れた検査です。また、心臓の弁や腹腔内の臓器などの状態をリアルタイムに観察できます。
超音波検査は、痛みがなく、動物への負担も少ない検査です。

・超音波検査で何が分かるの?

超音波によりレントゲンでは分からない体の内部の構造や動きをリアルタイムに観察することができます。特に心臓の内部構造や運動性を見たり、お腹の中の臓器や腫瘍など塊の病変の内部を評価することができる優れた検査です。

主な検査項目と解釈

超音波検査はレントゲン検査と共に行われることもあり、両方の情報を見比べながら判断することが多い検査です。超音波検査は優れた検査ですが、それだけですべてが分かるわけではありません。

◎胸部超音波検査

心臓の内部構造をリアルタイムで観察し、心臓の各部屋の大きさや広さ、血液の逆流具合やスピードなどなど使用する超音波機器の性能にもよりますが、多くのことが観察、測定できます。また、心臓だけでなく、気胸や胸水の有無なども観察できます。

◎腹部超音波検査

腹腔内臓器の様々な臓器の大きさや形、内部構造などを観察できます。また、腹水や腫瘍の有無などを観察できます。

◎FAST

 AFAST®、TFAST®、Vet BLUE®、Global FAST® は獣医療における救急獣医療や腹部、胸部、肺部の迅速超音波診断法です。動物病院におけるFASTは今では救急医療に用いられるだけでなく、聴診器を使った身体検査、麻酔前検査、入院動物のモニタリングなど多くの診察・診断に用いられるほど進化しています。当院では日々の診療にFAST検査を積極的に導入しています。
 ※AFAST®、TFAST®、Vet BLUE®、Global FAST® はLiscianodro Enterprises PLLCの登録商標です。

access_time
検査時間

検 査:5〜15分程度
 検査結果:院内検査なら数分から15分程度

warning
注意事項

  • 暴れる場合は鎮静や全身麻酔が必要となることがあります。
  • 保定(ほてい:動物が動かないようにおさえること)をお手伝いして頂くことがあります。
  • 必要な場合は事前に絶食(特に腹部の検査では8時間以上の絶食をお願いすることがります)が指示されることがります
    ※腹部の検査前はできるだけオシッコをさせないで連れてきてください。オシッコが溜まっていたほうが詳しく観察できることがあります。

pets
動物医療保険をお持ちの方は超音波(エコー)検査前に保険証を提示してください!

ペット医療保険無料資料請求壱岐動物病院ではすべての動物医療保険がご利用いただけます。窓口精算が可能なのはアニコム損保、アイペットとなります。ペットも医療保険の時代です。もちろん「超音波(エコー)検査」も保険適応されます。ペット医療保険未加入の方はどなたでも下記から無料資料請求やオンライン見積もり、加入が可能です。
※アニコム損保の動物医療保険に関する詳しい資料のご請求、お見積り、お申込みは下記バナーからどなたでも可能です。オンライン見積もり・無料資料請求

library_books
参考文献・資料等
  1. Focused Ultrasound Techniques for the Small Animal Practitioner
  2. FRONT LINE ULTRASOUND IMAGING OF THE FELINE URINARY TRACT
  3. IMAGING OF THE LIVER AND PANCREAS
  4. Sonography Assessment: Overview of AFAST and TFAST


 ・本阿彌 宗紀先生の「整形外科学シリーズ」 第6回「運動器エコー検査がこれまでの診断学を変える〜前肢編〜」
 ・本阿彌 宗紀先生の「整形外科学シリーズ」 第7回「運動器エコー検査がこれまでの診断学を変える〜後肢編〜」


<1>交通事故に遭った犬の遊離腹腔内液を検出するための、外傷に対する緊急超音波検査(FAST)プロトコールに関する調査