ポインセチア中毒

クリスマスの花といえば皆さんが思い浮かべるのは「ポインセチア」でしょう。しかし、この花がワンちゃんや猫ちゃんに中毒を起こすことをご存知ですか?

ポインセチアとは?

ポインセチア(英名poinsettia、学名 Euphorbia pulcherrima)はトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木植物です。学術上の標準和名はショウジョウボクであり、ポインセチアは通名だそうです。日本では11月から12月ごろに茎の上にある葉が赤や桃色や乳白色に美しく色付く。クリスマスが近くなると花屋に鉢物が出回ることから「クリスマスフラワー」とも呼ばれます。

ポインセチアの毒素

毒性レベル:一般的に軽度
ポインセチアの葉と樹液などに有毒成分ホルボールエステル類が含まれてます。

ポインセチア中毒の症状

ワンちゃんや猫ちゃんが食べると、口の周りの炎症を起こしたり、下痢、嘔吐の症状が見られます。また、切り口から出る白い樹液に触れると皮膚炎(発赤、腫れ、かゆみ)を起こし、人では水疱なども起こります。目に入ると目の炎症を起こします。
少量であれば命を落とすことは稀ですが、1919年にハワイで子供がポインセチアを食べて死亡した例やワンちゃんでも死亡例が報告されているので特に小〜中型犬や猫ちゃん、人間の子供での油断は禁物です。

ポインセチア中毒の対処法

まず、樹液がついたら流水で洗い流しましょう。誤って食べてしまった場合は早急に獣医師の診察を受けましょう。

この記事を書いた人

福山達也