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犬の病気
第三眼瞼腺脱出(チェリー・アイ)
第三眼瞼腺脱出(チェリー・アイ)とは? 犬は目の上下にある2つの瞼(まぶた)以外に、目頭の内側に「 […] -
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高脂血症:Hyperlipidaemia
総コレステロール値とは、コレステロールとトリグリセリド(中性脂肪とほぼ同義)を合計したものですが、高脂血症とは、血液中のコレステロールとトリグリセリドの両方、または一方の濃度が増加して高い値を示している状態をいいます。病的な高脂血症が続く場合、正式には「脂質代謝異常症(ししつたいしゃいじょうしょう)」とか「脂質異常症(ししついじょうしょう)」と表現するのが正式だと思われます。 コレステロールなどの脂質が血液中を運搬されるときは、蛋白質と結びついた状態(リポ蛋白)で運ばれますが、高脂血症は、リポ蛋白と結合ができず遊離した状態の脂質が増えたり、単独あるいは複数種のリポ蛋白が増えたりしている状態です。なお、食後約10時間以内であれば、リポ蛋白のうちでも、腸から吸収され脂質を肝臓に輸送するカイロミクロンが血中に存在するのが正常な状態ですので、食後約10時間以内の値は生理的なものとして除外されますが、約12時間以上の絶食時にも高値を示している場合には何か原因がある可能性があります。 -
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乾性角結膜炎(KCS)
乾性角結膜炎(かんせいかくまくえん)はKCS(Keratoconjunctivitis sicca)とも呼ばれ、人でいうドライアイといわれ、涙量の減少や涙の性質が悪くなって角膜や結膜が乾き、障害を起こす病気です。眼の表面が乾くことにより、結膜の充血や角膜の炎症や傷、色素沈着などを引き起こします。重度になると失明することもありますので注意が必要です。 -
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毛包虫症(アカラス)
毛包虫は別名で「ニキビダニ」や「アカラス」ともいわれます。動物の毛包内(毛穴)に寄生するダニの一種です。実は毛包虫は健康な動物の皮膚にも少し常在していて、ふつうは病気の原因とならなりません。しかし、免疫力が低下したりや遺伝的な要因などによって多数増殖してしまった場合、毛包虫症として発症することが多くあります。 毛包虫による皮膚炎は、局所性に出る場合と全身性に出る場合があります。さらに3〜12カ月齢で発症する若年性と1歳以降で発症する成犬の毛包症に分かれます。 -
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マカダミアナッツ中毒
ナッツ類は脂肪分も多く、消化されにくい食べ物ですので、食べると下痢などの消化器症状を現したりすることがあります。特に犬にとって、マカダミアナッツは中毒を引き起こします。 マカダミアナッツは、他のナッツ類と一緒かそのままの形で売られている製品やチョコレート(※チョコレートはチョコレート中毒を引き起こします)、クッキー、ケーキなどさまざまな食品に使われていますので、その様な製品が犬の周囲に無いか注意しましょう。 -
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リンパ腫(犬編)
リンパ腫(りんぱしゅ)は、悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ):リンパ肉腫(りんぱにくしゅ)などとも呼ばれ、体の免疫を担うリンパ球が癌化してしまう病気で、血液中にある白血球の一つであるリンパ球が癌化する造血器系の癌の一種です。犬の腫瘍中では比較的発生率が高く、腫瘍全体の7~24%を占めています。推定年間発生率は10万犬当たり、20〜100犬程度と報告されています。[4] 悪性リンパ腫は、解剖学的な位置から「多中心型」「縦壁型」「消化器型」「皮膚型」などに区分されます。これらのうち、犬の場合は体のリンパ節に腫れがみられる「多中心型リンパ腫」が大半(リンパ腫全体の 80 %以上)です。6歳以上の中高齢犬に多くみられますが、若齢でも発症します。性別差はありません。 犬種別では、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、ボクサー、ロットワイラー、バッセト・ハウンド、セント・バーナード、ブルマスティフ、ブルドック、ジャーマンシェパード、バーニーズ・マウンテンドック、スコットランド・テリアなどがリンパ腫になりやすいと言われていますが、データは国により多少異なります。 逆に発生リスクの低い犬種はダックスフンド(日本では例外)、ポメラニアン、チワワ、ミニチュア・プードル、トイ・プードル、チャウチャウ、ヨークシャー・テリアが挙げられています。 -
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皮膚糸状菌症(皮膚真菌症)
皮膚に糸状菌(しじょうきん)・真菌(しんきん)が感染し、皮膚炎を起こす病気です。一般的に、糸状菌・真菌はカビと言われます。特に免疫力が低い状態の動物や幼齢動物に感染しやすい傾向があります。その脱毛の様子が円形に拡がっていくことから、「リングワーム」とも呼ばれます。 様々な動物に感染し、中にはヒトにも感染するものもあり「人と動物の共通感染症(ズーノーシス)」で、感染した動物と接触することで皮膚炎を起こすことがありますので注意が必要です。 犬では特にヨークシャー・テリアでの発生が多いとされています。また、免疫力の関係か?年齢的には、若齢と高齢に多く見られます。 -
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胆嚢粘液嚢腫
胆嚢とは、肝臓にくっついている袋状の構造物で、肝臓で作った脂肪の消化に重要な役割を果たす胆汁を蓄えて、濃縮しています。食事をするとこの胆嚢が収縮し、収縮に伴い、胆汁は総胆管を通って十二指腸に放出されます。 胆嚢粘液嚢腫(たんのうねんえきのうしゅ)とは、何らかの原因で胆嚢の中にゼリー状の粘液物質(ムチンという糖タンパク質)が貯留した状態をいいます。また、胆泥症から胆嚢粘液嚢腫になる事もあります。粘液物質が増加すると胆汁の分泌を障害するために様々な消化器症状を引き起こし、状態が進むと、黄疸や胆嚢破裂に伴う腹膜炎などの重篤な合併症を引き起こします。 中〜高齢の犬に多く見られ、猫では稀な病気です。 -
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新生児眼炎
新生児眼炎(しんせいじがんえん)は、出生後、目が開くまでの間にみられる結膜嚢の感染症です。通常生後2週齢程度で子犬や子猫の目は開眼します。新生児眼炎とはいわば俗称で、正式に病名をつけるとすると急性化膿性結膜炎となるかと思います。 -
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臍ヘルニア
通常胎児期に開いている臍輪は分娩時にはしっかりと閉じてその跡のみが残るものです。これを一般には臍(へそ)といいます。臍(さい)ヘルニアとは、おへその臍輪からお腹の中の大網や腸管などが脱出して腹壁の皮下に入り、おへその部分で隆起する疾患で、先天性(生まれたときから)と後天性(生後や大きくなってから)に分けられますが、多くは先天的に起こっているものがほとんどです。俗にいう「出べそ」とは、臍ヘルニアのことをいいます。 人間でいういわゆるデベソと同じようなものですが、人間の赤ちゃんが生後1年くらいまでに90%なくなるのに比べて犬や猫の場合は自然治癒するものもありますが、人に比べると少ないようです。ただ、痛みを伴わず、好発犬種でもない場合は、放置しておいても生後6カ月の間に自然閉鎖することもあります。 臍ヘルニアには、還納性(デベソ」を押すとお腹の中にもどる)が認められないものは、「そもそもヘルニアの可能性が低い」か、緊急性の高いヘルニアと考えられるため注意が必要です。 なお、一部の品種では遺伝が関与していると考えられています。 -
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発咳
発咳(はつがい)とは咳(せき)をすることです。医療分野では咳嗽(がいそう)とも言われます。肺や気道から空気を強制的に排出させるための生体防御運動で、通常繰り返して起こります。咳をすることで、気道に異物が入ることを防いだり、入ってしまった異物を出しています。当然、発咳は症状の名前で病気の名前ではありません。犬は様々な原因からよく咳をしますが、猫の発咳は犬に比べ遭遇する機会はあまり多くありません。ですからキャットオナーの中には猫の咳に気づかない人も多くいますので注意してください。 そして、咳は一般に2週間以内なら急性、2週間から2ヶ月くらい続いているなら遷延性(せんえんせい)、2ヶ月以上なら慢性とその続いている期間により3つに分けれられます。 -
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元気消失
元気消失(げんきしょうしつ)は元気喪失(げんきそうしつ)、元気沈退(げんきちんたい)などとも言われ、病気の名前ではなく症状の名前です。動物病院を受診する原因の中でも最も多いもののうちの一つではないでしょうか? 元気がなくなった、いつもと比べてなんとなく動きが鈍いなどは病気の症状かもしれないと多くのペットオーナーが思われることでしょう。