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猫の病気
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胃拡張捻転症候群とは? 胃拡張・胃捻転症候群(いかくちょう・いねんてんしょうこうぐん)は、食べ物や […] -
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気胸
胸には、肺の周囲に胸腔(きょうくう)という空間があります。その胸腔に何らかの原因によって空気が漏れ出てたまり、肺が十分に膨らまなくなってしまう病気のことを気胸(ききょう)といいます。一般に交通事故や落下などの事故、喧嘩によることが多い病気です。 気胸になると、換気が十分に行われなくなり、呼吸器困難などの症状が現れます。 -
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高脂血症:Hyperlipidaemia
総コレステロール値とは、コレステロールとトリグリセリド(中性脂肪とほぼ同義)を合計したものですが、高脂血症とは、血液中のコレステロールとトリグリセリドの両方、または一方の濃度が増加して高い値を示している状態をいいます。病的な高脂血症が続く場合、正式には「脂質代謝異常症(ししつたいしゃいじょうしょう)」とか「脂質異常症(ししついじょうしょう)」と表現するのが正式だと思われます。 コレステロールなどの脂質が血液中を運搬されるときは、蛋白質と結びついた状態(リポ蛋白)で運ばれますが、高脂血症は、リポ蛋白と結合ができず遊離した状態の脂質が増えたり、単独あるいは複数種のリポ蛋白が増えたりしている状態です。なお、食後約10時間以内であれば、リポ蛋白のうちでも、腸から吸収され脂質を肝臓に輸送するカイロミクロンが血中に存在するのが正常な状態ですので、食後約10時間以内の値は生理的なものとして除外されますが、約12時間以上の絶食時にも高値を示している場合には何か原因がある可能性があります。 -
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毛包虫症(アカラス)
毛包虫は別名で「ニキビダニ」や「アカラス」ともいわれます。動物の毛包内(毛穴)に寄生するダニの一種です。実は毛包虫は健康な動物の皮膚にも少し常在していて、ふつうは病気の原因とならなりません。しかし、免疫力が低下したりや遺伝的な要因などによって多数増殖してしまった場合、毛包虫症として発症することが多くあります。 毛包虫による皮膚炎は、局所性に出る場合と全身性に出る場合があります。さらに3〜12カ月齢で発症する若年性と1歳以降で発症する成犬の毛包症に分かれます。 -
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皮膚糸状菌症(皮膚真菌症)
皮膚に糸状菌(しじょうきん)・真菌(しんきん)が感染し、皮膚炎を起こす病気です。一般的に、糸状菌・真菌はカビと言われます。特に免疫力が低い状態の動物や幼齢動物に感染しやすい傾向があります。その脱毛の様子が円形に拡がっていくことから、「リングワーム」とも呼ばれます。 様々な動物に感染し、中にはヒトにも感染するものもあり「人と動物の共通感染症(ズーノーシス)」で、感染した動物と接触することで皮膚炎を起こすことがありますので注意が必要です。 犬では特にヨークシャー・テリアでの発生が多いとされています。また、免疫力の関係か?年齢的には、若齢と高齢に多く見られます。 -
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胆嚢粘液嚢腫
胆嚢とは、肝臓にくっついている袋状の構造物で、肝臓で作った脂肪の消化に重要な役割を果たす胆汁を蓄えて、濃縮しています。食事をするとこの胆嚢が収縮し、収縮に伴い、胆汁は総胆管を通って十二指腸に放出されます。 胆嚢粘液嚢腫(たんのうねんえきのうしゅ)とは、何らかの原因で胆嚢の中にゼリー状の粘液物質(ムチンという糖タンパク質)が貯留した状態をいいます。また、胆泥症から胆嚢粘液嚢腫になる事もあります。粘液物質が増加すると胆汁の分泌を障害するために様々な消化器症状を引き起こし、状態が進むと、黄疸や胆嚢破裂に伴う腹膜炎などの重篤な合併症を引き起こします。 中〜高齢の犬に多く見られ、猫では稀な病気です。 -
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新生児眼炎
新生児眼炎(しんせいじがんえん)は、出生後、目が開くまでの間にみられる結膜嚢の感染症です。通常生後2週齢程度で子犬や子猫の目は開眼します。新生児眼炎とはいわば俗称で、正式に病名をつけるとすると急性化膿性結膜炎となるかと思います。 -
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臍ヘルニア
通常胎児期に開いている臍輪は分娩時にはしっかりと閉じてその跡のみが残るものです。これを一般には臍(へそ)といいます。臍(さい)ヘルニアとは、おへその臍輪からお腹の中の大網や腸管などが脱出して腹壁の皮下に入り、おへその部分で隆起する疾患で、先天性(生まれたときから)と後天性(生後や大きくなってから)に分けられますが、多くは先天的に起こっているものがほとんどです。俗にいう「出べそ」とは、臍ヘルニアのことをいいます。 人間でいういわゆるデベソと同じようなものですが、人間の赤ちゃんが生後1年くらいまでに90%なくなるのに比べて犬や猫の場合は自然治癒するものもありますが、人に比べると少ないようです。ただ、痛みを伴わず、好発犬種でもない場合は、放置しておいても生後6カ月の間に自然閉鎖することもあります。 臍ヘルニアには、還納性(デベソ」を押すとお腹の中にもどる)が認められないものは、「そもそもヘルニアの可能性が低い」か、緊急性の高いヘルニアと考えられるため注意が必要です。 なお、一部の品種では遺伝が関与していると考えられています。 -
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発咳
発咳(はつがい)とは咳(せき)をすることです。医療分野では咳嗽(がいそう)とも言われます。肺や気道から空気を強制的に排出させるための生体防御運動で、通常繰り返して起こります。咳をすることで、気道に異物が入ることを防いだり、入ってしまった異物を出しています。当然、発咳は症状の名前で病気の名前ではありません。犬は様々な原因からよく咳をしますが、猫の発咳は犬に比べ遭遇する機会はあまり多くありません。ですからキャットオナーの中には猫の咳に気づかない人も多くいますので注意してください。 そして、咳は一般に2週間以内なら急性、2週間から2ヶ月くらい続いているなら遷延性(せんえんせい)、2ヶ月以上なら慢性とその続いている期間により3つに分けれられます。 -
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元気消失
元気消失(げんきしょうしつ)は元気喪失(げんきそうしつ)、元気沈退(げんきちんたい)などとも言われ、病気の名前ではなく症状の名前です。動物病院を受診する原因の中でも最も多いもののうちの一つではないでしょうか? 元気がなくなった、いつもと比べてなんとなく動きが鈍いなどは病気の症状かもしれないと多くのペットオーナーが思われることでしょう。 -
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貧血
貧血(ひんけつ)とは血液中にある赤血球数や赤血球の中にあるヘモグロビンという色素が基準範囲以下になることをいいます。貧血は病気の名前ではなく症状の名前です。ヘモグロビンは赤血球の中にあり、体の各組織に酸素を運搬する役割を担っています。赤血球の数が少なくなったり、赤血球の数は十分にあっても、ひとつひとつの赤血球の中のヘモグロビンが少なくなったりすると貧血が起こり、様々な症状があらわれます。 -
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ネコハジラミ(猫羽虱)
猫にもシラミが感染します。 多いのは「ネコハジラミ(羽虱)」というシラミです。 猫ハジラミは毛に寄生して卵を産み、増えていきます。ハジラミは吸血はせず、猫の体の表面を歩き回り、被毛や皮膚のくず、分泌物などを食べて生きています。 主に野良猫としてで生活していた猫を保護した時に見つけることが多い寄生虫です。猫の毛に白い粒みたいなものがついている。フケのようなものが動いている時は要注意です。ただ、疥癬(かいせん)などと違って猫が激しくかゆがることはなく、基本的に人間や犬への感染の心配は無いといわれています。