※電話などでの各種病気に関するお問い合わせは、通常診療業務に支障をきたしますので、当院をご利用のペットオーナー以外はご遠慮ください。まずはご自身のかかりつけ獣医師にお問い合わせください。ご理解とご協力をお願いいたします!
脱毛とは?
脱毛とは体のあるエリアにおいて被毛(ひもう)が通常より減少した状態です。また、被毛の数は正常でも長さが短くなった場合もいいます。脱毛は掻痒(そいよう:かゆみのこと)とならび皮膚病に見られる最も多い症状のうちの一つです。
通常被毛は活発に毛が伸びる成長期を経て、退行期に入り、休止期になり抜け落ちるというサイクルを繰り返します。このサイクルが何らかの理由でうまく回らなくなり、抜け落ちたままになると脱毛になります。
脱毛は先天的(生まれつき)起こるっているものと、後天的(後から起こるもの)に分けられます。また、同時に痒みがあるのかないのか、どのエリアが脱毛しているのかなども重要になります。
脱毛の原因
脱毛の症状
脱毛の診断/検査
脱毛の治療
脱毛の予防
脱毛の看護/その他
脱毛に対する治療は効果が見られるまで時間がかかることがあります。効果が見られるまで8〜12週間が一つの目安となります。
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参考文献・資料等
- 小動物臨床指針;35-37
- 伴侶動物治療指針 Vol.2; 64-69:犬と猫の脱毛症の鑑別診断
- 猫の臨床指針 Vol.3; 167-171:脱毛症・デルマドロール
<1>犬のパターン脱毛症におけるダーモスコピーの有用性: 記述的研究
<2>犬の非炎症性脱毛症: 一般的および確定的な組織学的特徴に関する包括的評価
<3>猫2頭に認められたディーゼル油誘発性脱毛
<4>心因性脱毛症の猫における塩酸クロミプラミンの効果: 予期的研究
<5>自傷および過剰グルーミングを起こしたシャムネコの1例
<6>脱毛症に罹患した犬における性ホルモン濃度
<7>5頭のワイマラナーにおける毛包形成不全症
<8>糖尿病の犬における皮膚疾患: 45症例(1986-2000)
<9>慢性脱毛症および掻痒症の猫
<10>臨床における病理学 犬における狂犬病ワクチン接種後の脂肪織炎
<11>心因性脱毛症が疑われた猫における基礎的病態
<12>参照ポイント 犬の成長ホルモン反応性脱毛