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症状(猫)
脱水:Dehydration
脱水は体内の水分不足で、水分補給が不足したり、過剰に水分を失ったりする状態です。症状には体力低下、乾燥した歯茎、皮膚の張り、元気不足が含まれます。脱水の診断には皮膚張力テストが使用され、治療には点滴が一般的です。予防には常に新鮮な水を提供し、特に暑い日や運動時に注意が必要です。脱水は深刻な問題であり、早めの対処が重要です。ペットの健康を保つために水分補給に注意が必要です。 -
症状(猫)
低血糖症:Hypoglycemia
低血糖症(ていけっとうしょう)とは、血液中の血糖値(糖分濃度)が低下してしまうことにより起こる病気というか状態です。 特に動物の脳は血液中の糖分をエネルギー源としているため、血糖値が著しく低下してしまうとその影響を受け、様々な症状を引き起こします。 この低血糖は、生後3ヶ月頃までの子犬、子猫の時期に多く発生しますが、成犬になってからも他の病気の二次的な症状として発症することがあります。 低体温(Hypothemia)、低血糖症(Hypoglycaemia)、脱水(deHydration)は、「3Hシンドローム」と呼ばれ、子犬、子猫における3大斃死要因であると言われていますので注意が必要です。 -
症状(猫)
高血圧症:Hypertension
犬猫での高血圧症(こうけつあつしょう)の発生率は様々な報告がありますが、犬では稀で、猫では比較的一般的に見られる病気であるとされています。全身性高血圧症(ぜんしんせいこうけつあつしょう)とも言われ、収縮期(俗に言う上)および(または)拡張期(俗に言う下)の血圧が基準値より高い場合に高血圧症とされます。 -
症状(猫)
急性腹症:Acute Abdomen
腹部に生じる痛みを「腹痛(ふくつう)」と言いますが、突然おなかが激しく痛くなることを、急性腹症(きゅうせいふくしょう)と言います。この急性腹症には緊急手術を含む迅速な対応が必要となる重篤な病気が隠れていることもありますので注意が必要です。特に日頃から言葉を発しない動物の場合、この急性腹症にペットオーナーが気づいてあげる必要があります。 -
症状(猫)
掻痒/瘙痒(痒み)
掻痒/瘙痒(そうよう)とは痒み(かゆみ)のことです。「痒み」は動物病院を受診する最も多い理由の一つです。年齢や種類などに関係なく起こります。 痒みは様々な原因により起こり、ストレスがかかりますので早めに対処してあげましょう。 -
症状(猫)
体重減少
体重減少(たいじゅうげんしょう)とは読んで字のごとく「体重が減る」ことです。体重の増減はペットオーナーの皆さんが気づきやすい症状のうちの一つではないかと思います。ただ、きちんと定期的に体重を測定しているペットオーナーは少ないと感じます。動物病院あるいは親切なペット美容室やペットホテルでは必ず体重を測定して記録してくれると思います。体重の変化は健康管理にとても重要ですので、定期的に測定する癖をつけましょう。 -
症状(猫)
脱毛
脱毛とは体のあるエリアにおいて被毛(ひもう)が通常より減少した状態です。また、被毛の数は正常でも長さが短くなった場合もいいます。脱毛は掻痒(そいよう:かゆみのこと)とならび皮膚病に見られる最も多い症状のうちの一つです。 通常被毛は活発に毛が伸びる成長期を経て、退行期に入り、休止期になり抜け落ちるというサイクルを繰り返します。このサイクルが何らかの理由でうまく回らなくなり、抜け落ちたままになると脱毛になります。 脱毛は先天的(生まれつき)起こるっているものと、後天的(後から起こるもの)に分けられます。また、同時に痒みがあるのかないのか、どのエリアが脱毛しているのかなども重要になります。 -
症状(猫)
発咳
発咳(はつがい)とは咳(せき)をすることです。医療分野では咳嗽(がいそう)とも言われます。肺や気道から空気を強制的に排出させるための生体防御運動で、通常繰り返して起こります。咳をすることで、気道に異物が入ることを防いだり、入ってしまった異物を出しています。当然、発咳は症状の名前で病気の名前ではありません。犬は様々な原因からよく咳をしますが、猫の発咳は犬に比べ遭遇する機会はあまり多くありません。ですからキャットオナーの中には猫の咳に気づかない人も多くいますので注意してください。 そして、咳は一般に2週間以内なら急性、2週間から2ヶ月くらい続いているなら遷延性(せんえんせい)、2ヶ月以上なら慢性とその続いている期間により3つに分けれられます。 -
症状(猫)
元気消失
元気消失(げんきしょうしつ)は元気喪失(げんきそうしつ)、元気沈退(げんきちんたい)などとも言われ、病気の名前ではなく症状の名前です。動物病院を受診する原因の中でも最も多いもののうちの一つではないでしょうか? 元気がなくなった、いつもと比べてなんとなく動きが鈍いなどは病気の症状かもしれないと多くのペットオーナーが思われることでしょう。 -
症状(猫)
貧血
貧血(ひんけつ)とは血液中にある赤血球数や赤血球の中にあるヘモグロビンという色素が基準範囲以下になることをいいます。貧血は病気の名前ではなく症状の名前です。ヘモグロビンは赤血球の中にあり、体の各組織に酸素を運搬する役割を担っています。赤血球の数が少なくなったり、赤血球の数は十分にあっても、ひとつひとつの赤血球の中のヘモグロビンが少なくなったりすると貧血が起こり、様々な症状があらわれます。 -
症状(猫)
多飲多尿
多飲多尿(たいんたにょう)とは読んで字のごとく「たくさん水を飲んで、たくさんオシッコをする」ことです。英語では「Polyuria Polydipsia」(多尿多飲)」あるいはPU/PDと書きます。日本語だと、多飲多尿と逆が一般的です。多飲多尿で問題になるのが「多飲」なのか「多渇(たかつ)」なのかということです。たくさん水を飲んでしまうから、たくさんオシッコが出てしまっているのか、たくさんオシッコが出てしまうから、のどが渇いてたくさん水を飲むのかどちらかということです。犬や猫の場合、実際は多飲が先に起こることは極めて少ないと言われています。すなはち殆どはたくさんオシッコが出るので、喉が乾いて水をたくさん飲むということが多いということになります。 ちなみにオシッコの回数が増えるのは頻尿(ひんにょう)になるので、多尿とは違いますので注意してください。1回のオシッコの量が多いのが多尿です。 多飲は犬の場合1日体重1kgあたり100ml以上水を飲むなら、猫だと同じく体重1kgあたり50ml以上飲みならが一つの目安です。多尿は犬猫ともに1日あたり体重1kgあたり50ml以上のオシッコをする場合です。 -
症状(猫)
発熱
発熱(はつねつ)とは、病気に伴う兆候や症状の一つで、動物病院では熱発(ねっぱつ)とも言います。発熱は、生理的や深刻ではないものから生命を脅かすものまで、さまざまな原因によって引き起こされます。 犬や猫の平熱は人よりも高く、大体38.3度から38.8度くらいです。個体差があるので、日頃から体温測定をしてその子の平熱を知っておくことがとても大切です。平熱を大きく上回る(もしくは下回る)場合は、すぐに当院にご相談ください。通常平熱を0.5℃上回る39.3℃(または下回る:37.8℃以下)以上の場合は異常がかくれているかもしれません。40℃を超すと確実に熱があるといえますので、すぐにご相談ください。