※電話などでの各種病気に関するお問い合わせは、通常診療業務に支障をきたしますので、当院をご利用のペットオーナー以外はご遠慮ください。まずはご自身のかかりつけ獣医師にお問い合わせください。ご理解とご協力をお願いいたします!
腸炎とは?
腸炎(ちょうえん)とは腸粘膜の炎症です。腹痛や下痢がみられ発熱を伴うこともあります。
腸炎は大きく急性腸炎と慢性腸炎に分類することができます。急性腸炎と慢性腸炎は主な「下痢」という症状は同じですが、その期間や多くの場合原因が異なります。一般的に急性腸炎は24時間以内におこった場合の診断名で、長くても6日程度までを言い、それを越えて2〜3週間以上断続的に腸炎の症状が見られ、一般的な検査で原因が特定できない場合は慢性腸炎となります。
腸炎の原因
腸炎の症状
また、腸は大きく小腸(胃に近い部分の腸)と大腸(肛門に近い部分の腸)に分かれ、小腸に炎症がある場合は、液体状のゆるい便が出て栄養が吸収されず、体重の減少や貧血を起こします。大腸に炎症がある場合は、便に血や粘液が混じります。犬の体重の変化は小腸が栄養を摂ってくれるため、排便回数は多いですが、それほど変化はみられません。腸炎が進行すると下痢、嘔吐を繰り返えすため衰弱し、他の器官に栄養が行き渡らず、他の病気を併発することもあるので注意が必要です。
腸炎の診断/検査
腸炎の治療
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腸炎の予防
腸炎の看護/その他
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参考文献・資料等
- 猫の臨床指針Part2; 101-104
- 犬と猫の日常診療のための抗菌薬治療ハンドブック;107-117:消化器及び腹腔内の感染症
<1>パルボウイルス性腸炎に罹患した犬の重症度に関する炎症性および酸化バイオマーカー
<2>猫の消化管の慢性の炎症性あるいは非炎症性疾患: 全層にわたる腸管バイオプシーおよび腸管外バイオプシーの診断的利点
<3>犬パルボウィルス感染症で胃腸炎を生じている犬における酸化ストレス指数
<4>パルボウィルス性腸炎の犬の白血球数と生存率に対する組換え型ヒト顆粒球コロニー刺激因子(rhG-CSF) の効果
<5>犬の糞便中のエラスターゼ濃度に対する腸炎の影響
<6>イヌコロナウイルスに対する新しい犬由来改良生ウイルスワクチンの効果
<7>犬パルボウィルス性腸炎: 診断、管理、予防の再検討
<8>犬の炎症性腸疾患: 80症例における診断および予後に関する回顧的分析(1995-2002年)
<9>パルボウイルス性腸炎を自然発症した子犬における血清有機酸の測定
<10>慢性下痢の猫に対する診断および治療法のアプローチ