甲状腺機能亢進症:Hyperthyroidism

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甲状腺機能亢進症とは?

 甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)は、特に猫で多く見られる病気です。のど元の気管の左右に張り付くように存在する豆粒ほどの小さな臓器(内分泌腺)である甲状腺から、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンが分泌されますが、そのホルモンの分泌が異常に増加することで起こります。
 中~高年齢の猫がなりやすい病気(7歳以上の猫の10%以上がこの病気にかかっているという欧米の報告もあります。日本では3%程度との報告されています。また、8歳下では5%以下と報告されています。)で、毛艶が悪くなり、毛がバサバサしたり、活動性が増したり、落ち着きがなくなったり、食欲が旺盛なのに体重が減っていくというような症状が見られた場合は、甲状腺機能亢進症を疑います。
 猫種では雑種猫に多く、バーミーズ, トンキニーズ, ペルシャ, アビシニアン,ブリティッシュショートヘアーなどの純血種は罹率が少ないと報告[3]されています。
 また、甲状腺は左右にあり、海外での報告ですが、一般に両方が機能亢進を起こすことが多く(約7割)、片方だけの場合(約3割)の方が少ないようです。
 ちなみに犬で甲状腺機能亢進症が起こることは稀で、逆に甲状腺機能低下症が多く起こります。犬で起こりやすい犬種は、ゴールデン・レトリバー、シベリアン・ハスキー、ビーグル、ボクサーで、10歳以上の高齢犬が多いとされています。

甲状腺機能亢進症の原因

 猫の甲状腺機能亢進症の原因は、甲状腺の過形成や甲状腺腫瘍、甲状腺癌が片側もしくは両側で生じ、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまことにより起こります。過形成の原因はわかっていません。免疫学的な問題、感染性、代謝性、環境または遺伝性因子などが相互に作用していると考えられています。
 猫では、屋外飼育に比べ、屋内飼育のほうが甲状腺機能亢進症になりやすい傾向にあり、最近、誘発因子として、ポリ臭素化ジフェニルエーテル(カーペットやカーテン用住宅難燃剤)、環境ホルモンなどの内分泌撹乱因子、缶詰食などが示唆されていますが、あくまで推測で確定していません。
 アメリカでは過形成が多い(98%)とされていて、残りの2%程度が甲状腺腫瘍(甲状腺癌)と報告されていますが、日本ではこれとは違い、過形成だけでなく甲状腺腫瘍(甲状腺癌)もそれなりの発生率だと言われていますので注意が必要です
 犬では、甲状腺機能低下症の治療に用いられる甲状腺ホルモン製剤の過剰投与が言われていますが[32]、案外犬は過剰投与でも症状を出さないと言われています。そのほか、生肉を含むドッグフードやおやつによる甲状腺組織により起こったという報告[30][31]がいくつかあります。他は腫瘍(甲状腺癌:10%ほど)が考えられます。

甲状腺機能亢進症の症状

 8歳以上の中~高年齢の猫で、「食欲が増し(食欲旺盛)(49%)」なのに「体重減少(88%)」、筋肉量減少、「多飲多尿(36%)」、「活動更新:動きが活発になり(31%)」、脱水などが見られます。定期的な「嘔吐(44%)」や「下痢(15%)」をすることもあるので消化器の病気と間違われることもあります。ただし、反対の食欲不振(16%)、元気消失(12%)、虚弱(12%)、発声の増加などが見られこともあると報告されていて、症状だけでは判断できないこともあります[12]
 また、ときには、呼吸困難(10%)、便の増量(8%)、食欲廃絶(7%)などがみられ、「攻撃的な性格」になることもあります。
 病気が進行してくると、逆に「食欲不振」や「活動性が低下」が見られ、「頻脈」や「呼吸困難」、「心肥大」といった心疾患と同様の症状がみられることもあり、甲状腺は全身の代謝をつかさどっているため、心臓をはじめ様々な臓器に影響を及ぼします。そのため、甲状腺機能亢進症があると、続発性の肥大型心筋症が起こることがあるので注意が必要です[14]
 頸部に腫瘤(塊)を触れるこことがあります。これが嚢胞(甲状腺嚢胞)だった場合、半分の50%は甲状腺嚢胞、半分の50%は甲状腺癌だと報告されています[13]
 犬では症状がまったく見られない場合もあります。甲状腺組織を含む生肉のドッグフォードやおやつを食べている場合、多飲多尿(43%)、体重減少(29%)、震え・落ち着きがない(10%)、などが報告されていますが、無症状(29%)であった犬もいます[30][31]

甲状腺機能亢進症の診断/検査

 身体検査や触診で大きくなった甲状腺がわかることがあります(50%)が、症状は様々で、他の病気との判別も難しいため、血液検査(赤血球増加、リンパ球減少、好酸球減少)血液化学検査(肝酵素上昇:ALT上昇(78.9%)、ALP上昇(42%))[16]ホルモン検査が不可欠です。海外では核医学である甲状腺シンチグラフィーが診断のゴールドスタンダードですが、日本では一般には行えません。特に左右共になっているのか、片方だけなのかを判断するには超音波やCTなどでは不十分だとされています[11]
 具体的には、外部検査機関に依頼して総血清サイロキシン(T4)(感度95.2%、特異度87.5%[20]:但し甲状腺機能亢進症の猫の最大約10%、軽症の約40%はT4が基準値内だと報告されています)や、遊離サイロキシン(fT4)の血液中のホルモン濃度(感度96.8%、特異度84.4%[20])を測定します。最近では病院内でT4が測定できるところも増えて、発見率も上がっていますし、一般的にはまずはスクリーニングとしてT4を測定することでこの病気を見つけ出せるとされています[20]当院では2017年からT4を病院内で測定することが可能となりましたが、特に高齢の猫でT4が基準値の上限に近い場合(7歳以上で3.5μg/DL以上[22])、追加でfT4やTSHを測定した方がいいかもしれません。なぜなら高齢になると通常T4は低下する傾向にある[21]のに、それが上限に近いのであれば甲状腺機能亢進症が隠れているかもしれないからです。
 どうしてもこれらも検査で、甲状腺機能亢進症という結果が出ず、しかし、疑わしい場合T3抑制試験[23]という検査もあるようですが、すみません。私はやったことがなく、よくわかりませんし、多分そこまですることはないかと思います。
 診断には、1つ以上の典型的な臨床症状と同時に、甲状腺ホルモン濃度(T4、または遊離T4[fT4])が持続的に上昇していることが証明されることが必要です[19]
 また、甲状腺機能亢進症にかかっていると肝機能や腎臓機能が低下していることもあり、一般の血液検査血液化学検査を行うことも重要です。甲状腺ホルモンの数値だけではなく、症状や他の血液検査の結果も合わせて総合的に判断します。
 甲状腺の超音波検査(猫の甲状腺は、長さ10mm、幅3mm程度)やCT検査を行なったり、心臓への影響を確認するためにレントゲン検査超音波検査が必要になることもあります。
 また、高血圧が見られることがあるので、血圧測定も大切です[15]
 甲状腺機能亢進症の猫の20%に慢性腎臓病が潜んでいると言われていますので、甲状腺機能亢進症の治療を開始したら腎臓病が現れたということにならないように、尿検査で尿比重が低い(1.03以下)とか、血液検査で腎臓関連の数値が高い(BUN > 30、クレアチニン > 1.4)場合は慢性腎臓病が潜んでいることを予測することが必要です[17]。また、できれば腎臓機能が正常であってもSDMA(対称性ジメチルアルギニン)という検査項目を外部検査機関に依頼して測定することが推奨されています。

甲状腺機能亢進症の治療

 甲状腺機能亢進症の治療法には、内科療法外科療法があります。海外では放射性ヨウ素を持ちた治療が行われていて、最も効果がありますが、日本では選択できません。
 内科療法では、抗甲状腺薬剤(チアマゾール:メチマゾールとも呼ばれる。)と言われる薬剤を飲み薬として投与して甲状腺ホルモンの分泌を抑える治療方法が一般的です(塗り薬として投与する方法もあるみたいですが、日本では今のところ難しいことかもです。今後に期待[25])。
 また、病気の原因によっては食事療法(ヨウ素制限処方キャットフード:動物病院でのみ処方されます)が有効[26][27]なこともあります。食事療法を行う場合はおやつなど他のものを与えるとその効果がなくなってしまいますのので、処方された食事のみを与え(続け)ます。また、多頭飼育の場合、他の健康な猫がヨウ素制限食を食べても問題ない[28]とされていますので、多頭飼育で食事を分けることができなければ、みんなにヨウ素制限処方キャットフードを与えるのもいいかもしれません。
 ただ、初期の段階で良性で発見されて内科治療を行なっていてっても、薬の量を増やす必要が出てきたり、次第に悪性化(甲状腺癌化)していくことが多く[4]、特に海外のように放射性ヨウ素治療などが行えない日本では甲状腺癌となることが多いのではないかと言われていますので、定期的な診察や検査は非常に重要です。
 外科療法では、腫大した甲状腺を切除します。特に甲状腺癌の場合は、外科手術が第一選択です[29]。手術は、薬剤の投与で症状を安定させてから行われることがあります。ただ、両側を切除しなければならなくなると、一生甲状腺のお薬を飲んだりカルシウムを維持するお薬を飲んだりしなければなりません。
 甲状腺機能亢進症の場合、腎臓病が隠れているケース(15~49%)も多く、甲状腺機能亢進症の治療を行うと隠れていた腎臓病が発症することがあります。特に治療開始初期は尿検査・血液検査・血液化学検査などでこまめなチェックが必要です。ただし、腎臓病があっても甲状腺機能亢進症はさらに腎臓病を悪化させる要因になるので、治療は治療で推奨されています。

甲状腺機能亢進症の予防

 甲状腺機能亢進症には、有効な予防方法はありません。中~高年齢の猫で上記のような気になる症状「高齢の猫がよく食べるのに痩せている」が見られたら、すぐに当院にご相談ください。8歳以上の猫は総血清サイロキシン(T4)を定期健康診断の項目に加えることをお勧めします。当院では2017年からT4を病院内で測定することが可能となりました
 缶詰、特に魚、レバーおよび臓物(もつ)を含む食事は、甲状腺機能亢進症の発症リスクを2〜3倍にすると報告されているので注意が必要です。また、缶詰の金属の腐食防止のために用いられているビスフェノール(BPA)やフタル酸エステルも影響しているのではないかとも言われています。BPA使用缶詰製品を避けてパウチなどを用いるほうがいいのかもしれません。
 その他、難燃性カーテンなどに使われているPBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル)、キャットフード中の大豆イソフラボン なども関連性が疑われていますが、あくまで推測で確定はしていません。甲状腺機能亢進症には多くの因子が関与していると考えられています。

甲状腺機能亢進症の看護/その他

 中齢〜高齢の猫で、食欲があるのに痩せてきたらまず甲状腺機能亢進症を疑えとさえ言われる病気です。食欲があるのに痩せてきたら、早めに当院にご相談ください。当院では院内でホルモン検査が可能です。
 動物病院で処方されたお薬はきちんと飲ませましょう。またこの病気は定期検診も非常に重要です。決められたスケジュールできちんと受けましょう。早期発見、早期治療によって症状の悪化を抑えることができれば、発症後も猫はほぼ通常の生活を送ることができます。
 抗甲状腺剤は最初は低用量からはじめ、2週間毎に検査をしながら量を調整します。抗甲状腺剤の副作用は元気消失食欲不振(22%)、嘔吐(22%)、軽度好中球減少症(16%)、顔面搔痒(4%)、血小板減少症(2.8%)、肝障害(2.6%)、皮膚炎、重症筋無力症(1%以下)など[24]で、この様な副作用は治療開始4〜8週間以内に起こることが多いものです。このような症状が見られる場合は当院にご連絡ください。また、溶血性貧血なども見られることもありますので、再診は最初は2週間に1度、3ヶ月間を推奨します。症状が安定したら、薬を続けながら3〜6ヶ月毎に再診を行います。

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参考文献・資料等
  1. 猫の診療指針 Part2.167-171
  2. ネコとイヌの身体診察.90-92
  3. Breed, Coat Color, and Hair Length as Risk Factors for Hyperthyroidism in Cats.
  4. Prevalence and degree of thyroid pathology in hyperthyroid cats increases with disease duration: a cross-sectional analysis of 2096 cats referred for radioiodine therapy.
  5. 2016 AAFP Guidelines for the Management of Feline Hyperthyroidism
  6. 犬の内科診療 Part1; 297-298:甲状腺機能亢進症
  7. 猫の甲状腺機能亢進症
  8. ネコの甲状腺機能亢進症
  9. Feline Hyperthyroidism: Diagnosis & Therapeutic Modalities

  10. 犬と猫のベーシック画像診断学 骨と関節/頭部/脊柱/内分泌器官編; 288:猫の甲状腺機能亢進症
  11. COMPARISON BETWEEN COMPUTED TOMOGRAPHY AND 99m TC- PERTECHNETATE SCINTIGRAPHY CHARACTERISTICS OF THE THYROID GLAND IN CATS WITH HYPERTHYROIDISM
  12. Changes in clinical and laboratory findings in cats vvith hyperthyroidism from 1983 to 1993
  13. Thyroid Cysts in Cats: A Retrospective Study of 40 Cases
  14. Cardiac Biomarkers in Hyperthyroid Cats
  15. ACVIM consensus statement: Guidelines for the identification, evaluation, and management of systemic hypertension in dogs and cats
  16. Liver Function in Cats with Hyperthyroidism Before and After 131I Therapy
  17. Evaluation of Serum Symmetric Dimethylarginine Concentration as a Marker for Masked Chronic Kidney Disease in Cats With Hyperthyroidism
  18. Survival and the Development of Azotemia after Treatment of Hyperthyroid Cats
  19. 2016 AAFP Guidelines for the Management of Feline Hyperthyroidism
  20. Evaluation of Serum Thyroid-Stimulating Hormone Concentration as a Diagnostic Test for Hyperthyroidism in Cats
  21. Thyroid Hormone Levels in Cats: Colony Average and the Decrease with Age
  22. Expected total thyroxine (TT4) concentrations and outlier values in 531,765 cats in the United States (2014–2015)
  23. Triiodothyronine (T3) Suppression Test
  24. Best practice for the pharmacological management of hyperthyroid cats with antithyroid drugs
  25. Duration of T4 Suppression in Hyperthyroid Cats Treated Once and Twice Daily with Transdermal Methimazole
  26. Effect of Feeding an Iodine-Restricted Diet in Cats with Spontaneous Hyperthyroidis
  27. One-year study evaluating efficacy of an iodine-restricted diet for the treatment of moderate-to-severe hyperthyroidism in cats
  28. Comparison of health parameters in normal cats fed a limited iodine prescription food vs a conventional diet
  29. Results of Thyroidectomy in 101 Cats with Hyperthyroidism
  30. Dietary hyperthyroidism in dogs
  31. Exogenous thyrotoxicosis in dogs attributable to consumption of all-meat commercial dog food or treats containing excessive thyroid hormone: 14 cases (2008–2013)
  32. Treatment and therapeutic monitoring of canine hypothyroidism


<1>甲状腺機能亢進症を発症したネコの腎機能に対するメチマゾールの効果
<2>抗甲状腺剤による甲状腺機能亢進症の猫の薬理学的管理に関するベスト・プラクティス
<3>T4だけではなく: 甲状腺機能亢進症の猫の診断検査法
<4>経口抗甲状腺剤を用いた甲状腺機能亢進症の猫の管理に関する飼い主の経験および意見について決定するためのオンライン調査
<5>健康猫、甲状腺以外の疾患が存在する猫、および甲状腺機能亢進症の治療後に血中サイロキシン濃度が低く高窒素血症となった猫におけるリヒト・コンビナント・サイロトロピンを用いた甲状腺刺激
<6>自然発生した甲状腺機能亢進症の猫での低コバラミン血症の有病率
<7>猫の多発性内分泌疾患: 15症例(1997-2008)
<8>軽度の慢性腎疾患猫における甲状腺機能亢進症の診断
<9>甲状腺機能亢進症、糖尿病、慢性腎疾患の猫の尿路感染症
<10>猫における甲状腺機能亢進症後の腎機能不全の予後因子に関する調査
<11>両側性の甲状腺過形成結節をもつ猫に対する、経皮的なエタノール注射の使用
<12>内分泌障害の犬3頭に認められた涙液産生の減少
<13>甲状腺機能亢進症の猫にメチマゾール療法に伴って生じた全身性のリンパ節腫大
<14>メチマゾールの投与頻度
<15>メチマゾールの経皮投与
<16>猫の甲状腺機能亢進症の熱焼灼療法
<17>ニュージランドにおける猫の甲状腺機能亢進症の危険因子に関する多変量解析
<18>猫の嚢胞性甲状腺・上皮小体病変
<19>猫の触知可能な甲状腺および上皮小体の結節
<20>猫の甲状腺機能亢進症における経皮的メチマゾール治療
<21>猫の若年性甲状腺機能亢進症の1例
<22>健康な猫におけるプルロニック・レシチン・オルガノゲル(PLO)内のメチマゾールの経皮的生体利用効率
<23>ヨウ素131で治療した甲状腺機能亢進症の猫における長期の健康状態および生存予測
<24>慢性下痢の猫に対する診断および治療法のアプローチ
<25>放射性ヨード治療前後の甲状腺機能亢進症罹患猫における血清コバラミンおよびメチルマロン酸濃度
<26>猫の甲状腺機能亢進症に対する診断検査としての血清甲状腺刺激ホルモン濃度の評価
<27>甲状腺機能亢進症の猫における甲状腺ヨウ素取り込みに対するヨウ素制限食の効果
<28>2007年から2010年にかけて放射性ヨウ素治療のために紹介来院した甲状腺機能亢進症罹患猫534頭における腹部超音波検査所見
<29>自然発生性甲状腺機能亢進症の猫におけるヨウ素制限食給与の効果
<30>甲状腺機能亢進症の猫における診断と疾患の重症度のステージングのための定量的甲状腺シンチグラフィに関する評価:過テクネチウム酸の甲状腺取り込み率と甲状腺対唾液腺比および甲状腺対バックグラウンド比の比較
<31>甲状腺機能亢進症の猫における甲状腺対バックグラウンド比の評価および様々なシンチグラフィ測定値の比較および血清T4との相関性
<32>甲状腺機能正常猫と比較したメチマゾール治療前後の甲状腺機能亢進症の猫8頭におけるコンピューター断層撮影の特徴
<33>甲状腺機能亢進症の猫におけるコンピューター断層撮影と99mTC-過テクネチウムシンチグラフィーによる甲状腺の特徴の比較
<34>甲状腺機能亢進症の猫2096頭における甲状腺シンチグラフィ所見
<35>今月の心電図
<36>医原性甲状腺機能低下症に陥った甲状腺機能亢進症の猫における甲状腺機能の正常化が与える腎機能のへの影響
<37>甲状腺機能亢進症猫の副腎の超音波測定
<38>甲状腺機能亢進症の猫における心臓バイオマーカー
<39>過テクネチウム酸塩甲状腺スキャンでの甲状腺バックグラウンド比の算出と利用
<40>甲状腺機能亢進症の猫における甲状腺対バックグラウンド比の評価および様々なシンチグラフィの測定値の比較と血清T4との相関性
<41>甲状腺機能亢進症のため治療した猫における医原性甲状腺機能低下症と高窒素血症および生存時間短縮との関連性
<42>猫へのフォーカス:猫の甲状腺疾患に対する診断検査:甲状腺機能亢進症
<43>甲状腺機能亢進症、シャム猫および年齢が合致している対照猫の間でのアミノ酸、ヨウ素、セレンと被毛の色の状態
<44>高血圧の併発を伴うあるいは伴わない甲状腺機能亢進症の猫におけるレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系活性
<45>甲状腺機能亢進症の猫の治療後の生存および高窒素血症の発現
<46>甲状腺機能亢進症猫の甲状腺治療前後の超音波画像
<47>経皮的メチマゾールの1日1回および2回の治療を受けている甲状腺機能亢進症の猫におけるT4抑制の持続時間
<48>甲状腺機能亢進症の猫における放射性ヨウ素投与前後の血清中および尿中のレチノール結合タンパク質
<49>健康な猫および甲状腺機能亢進症の猫におけるメチマゾール投与後の甲状腺ホルモン濃度に最適な試験
<50>獣医領域における遺伝子組み換え型ヒト甲状腺刺激ホルモン:現在の使用と将来の展望
<51>甲状腺機能亢進症の猫における放射性ヨード治療前後の抗酸化状態
<52>猫の甲状腺クリーゼ:早期の診断が患者の生存率を改善する
<53>組換えヒトサイロトロピンの投与は甲状腺機能亢進症の猫における甲状腺への放射性ヨウ素取り込みを増強する
<55>甲状腺機能亢進症の猫における慢性腎疾患の早期バイオマーカーとしてのN-アセチル-D-グルコサミニダーゼ指数
<56>甲状腺機能亢進症の猫に対する放射性ヨウ素による治療前後の外因性クレアチニン、エキソイオヘキソール、およびエンドイオヘキソールの血漿クリアランス
<57>猫の甲状腺機能亢進症の診断に対する予測因子の評価
<58>健康な猫と甲状腺機能亢進症の猫における51クロムエチレンジアミノ四酢酸クリアランスを評価するための単回採血法
<59>甲状腺機能亢進症の猫における131I 治療前後の肝機能
<60>甲状腺機能亢進症を疑う猫の過テクネチウム酸シンチグラフィーにおける非対称性甲状腺葉を評価するための2種類の方法に関する調査
<61>ヨウ素113による治療後1週間の猫の体表における除去可能な放射能の同定
<62>猫の頭部における99mTC-過テクネチウム酸取り込みの解剖学的位置確認を容易にする多様式画像融合
<63>甲状腺機能亢進症の猫101頭における甲状腺切除術の結果
<64>猫の甲状腺機能亢進症診断のための、皮下投与による過テクネチウム酸シンチグラフィ中の甲状腺活性増加量の正確性
<65>甲状腺機能が正常な猫32頭においてテクネチウム-99m過テクネチウム画像検査によって調査した甲状腺と唾液腺の比
<66>甲状腺機能亢進症に罹患した猫91頭の、放射性ヨウ素治療前後における選出した心エコー検査変数間の関連性
<67>甲状腺機能亢進症の猫19頭での99mTC過テクネチウム酸の甲状腺取り込みにおけるメチマゾールの影響
<68>ヨウ素131、メチマゾールあるいはその両方により治療が行なわれた甲状腺機能亢進症の猫の生存期間:167例(1996-2003年)
<69>犬猫の血清総サイロキシン濃度の様々な測定方法
<70>甲状腺機能亢進症である猫の甲状腺において、治療前の過テクネチウム酸ナトリウム Tc 99mの取り込みパターンと、ヨウ素131による治療後に甲状腺機能低下症が発生する危険性との関連性:165例(1990-2002)
<71>甲状腺機能亢進症の猫に対する治療における経皮メチマゾールの有効性と安全性
<72>甲状腺機能亢進症の猫における高い尿中コルチコイド:クレアチニン比
<73>猫が甲状腺機能亢進症となる危険性と市販の缶詰食との関連性に対する疫学研究
<74>今月のECG
<75>超音波ガイド下における経皮的高周波熱アブレーションによる猫の甲状腺機能亢進症の治療
<76>甲状腺機能亢進症に罹患した猫において、メチマゾールを1日1回あるいは2回投与したときの効果および安全性
<77>甲状腺機能亢進症の猫における放射線治療に対する反応の予見
<78>正常および甲状腺機能亢進症の猫の血清サイロキシン濃度を予測する定量的甲状腺シンチグラフィー

この記事を書いた人

福山達也