秋の味覚「ぶどう」に注意。ブドウ中毒を知ってますか?

今年の夏は暑かったですね。。。やっと涼しくなってきました。さてこれから秋本番。秋といえば「食欲の秋」美味しい秋の味覚が出回る季節ですが、皆さんは犬にはブドウが駄目であることをご存知ですか? 私はいつも言うのですが、人間にいい食べ物が必ずしも犬や猫にもいいとは限らないのです。その代表の一つがブドウで、「ブドウ中毒」を起こす可能性があります。
犬がブドウ中毒を起こした場合、72時間以内に吐気や下痢が起こり、食欲不振、腹痛、脱水などが起こります。その後、腎不全になり、最悪の場合死に至ることもあります。ですが、今のところ原因物質が特定されていません。なぜ、犬がブドウ中毒になるのか分からないのです。
ブドウの種類はデラウェア、マスカット、巨峰など全種類で、果肉よりも皮の方が危険とされています。また、生のブドウよりレーズン(干しぶどう)の方が危険です。
体重1kgにつきブドウ10~30g、レーズンならそれ以下でも中毒を起こすとされています。ただ、これを超えるブドウを食べても発症しない犬がいることも事実です。結局、あなたの飼っている犬がブドウ中毒を起こすかどうかは、食べさせてみないとわからないということですが、詳しいことがわからない以上、少量でも食べさせない方が無難です。
実はブドウ中毒はここ10数年で世界で知られるようになった病気です。私は海外の論文を日本に紹介する会社の仕事もしていますが、10年以上前論文が発表され、いち早く弊社で日本にお知らせしました。やっと危険性が知られるようになってきましたが、未だに獣医さんでも知らない人がいますのでお気をつけください。

ーこの原稿は壱岐新聞323号「犬声猫語」に掲載されたものです。