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犬の病気
急性腹症:Acute Abdomen
腹部に生じる痛みを「腹痛(ふくつう)」と言いますが、突然おなかが激しく痛くなることを、急性腹症(きゅうせいふくしょう)と言います。この急性腹症には緊急手術を含む迅速な対応が必要となる重篤な病気が隠れていることもありますので注意が必要です。特に日頃から言葉を発しない動物の場合、この急性腹症にペットオーナーが気づいてあげる必要があります。 -
犬の病気
掻痒/瘙痒(痒み)
掻痒/瘙痒(そうよう)とは痒み(かゆみ)のことです。「痒み」は動物病院を受診する最も多い理由の一つです。年齢や種類などに関係なく起こります。 痒みは様々な原因により起こり、ストレスがかかりますので早めに対処してあげましょう。 -
犬の病気
膀胱結石症
膀胱結石症(ぼうこうけっせきしょう)とは、尿を貯める膀胱内にできた結晶が結石を形成する病気です。また、腎結石や尿管結石が移動して膀胱に入ると、これも膀胱結石と呼ばれます。 結石の見た目は石のように固く表面はなめらかなこともあれば、ギザギザしていたりぼこぼこしていたりすることもあります。大きさは数 mmから数 cmと様々で、中には膀胱とほぼ同じような大きさまで巨大化することもあります。 -
犬の病気
子宮脱
子宮脱(しきゅうだつ)とは、メス犬やメス猫の子宮が反転して陰部から外に出てしまう状態を言います。 -
犬の病気
異嗜・異食症
※電話などでの各種病気に関するお問い合わせは、通常診療業務に支障をきたしますので、当院をご利用のペッ […] -
犬の病気
胆泥症
胆嚢(たんのう)とは、肝臓に付属する袋状の構造物です。肝臓で作った脂肪の消化に重要な役割を果たす胆汁を蓄えて、濃縮しています。食事すると胆嚢が収縮し、それに伴い胆汁は総胆管を通って十二指腸に放出されます。 胆泥(たんでい)症とは、何らかの原因でこの胆汁が濃縮して変質し、正常な胆汁とは異なる胆泥とよばれる泥状になったものが胆嚢に貯留した状態をいいます。 胆汁の成分が変質して結石になったものを胆石といいますが、犬では胆石症の発生は比較的まれで、胆泥症の方が多く見られます。また、胆泥は変化が進むと胆嚢粘液嚢腫に発展する可能性があるとされています。 -
犬の病気
乳腺腫瘍(犬編)
一般的に犬の乳腺(にゅうせん:おっぱい)は左右で5対あります。乳腺腫瘍(にゅうせんしゅよう)とはこの乳腺に腫瘍ができる病気で、ほとんどは中~高齢の避妊手術をしていない老齢の雌(メス)犬に見られ、10万頭当たり198頭の発症率で、メス犬で最も多い腫瘍とされていますが、もちろん稀ですが雄(オス)に見られることもあります。 乳腺腫瘍といっても、その中には良性〜悪性までいろいろな種類の腫瘍があり、進行の度合いも個々の犬によって様々です。一般に犬の乳腺腫瘍は、良性と悪性の比率は50%程度と言われています(ちなみに猫の乳腺腫瘍では90%が悪性と言われます)。さらに悪性のものの中で転移して致死的なものは50%と言われます。この良性悪性の比率と転移の比率が共に50%であることから動物病院業界では犬の乳腺腫瘍の50%ルールと言われます。 -
犬の病気
シラミ症
シラミ症(しらみしょう)とは、皮膚や毛へのシラミの外部寄生のことを言います。屋外飼育や捨てられたりして、環境が悪い場合など犬猫に見られます。猫ではどちらかとおうとシラミよりみハジラミの寄生が多く見られます。 -
犬の病気
皮膚組織球腫
皮膚組織球腫(ひふそしききゅうしゅ)は、一般に1〜2歳未満(約50%は2才歳以下)の若齢犬に多く見られる皮膚の腫瘍で、頭や耳にできることが多く、次いで四肢にもよくみられます。通常は1ヶ所だけに発生し、ほとんどの場合、良性の腫瘍です。 稀ですが、皮膚組織球腫が複数できる場合は、ランゲルハンス細胞組織球症と言われ、皮膚組織球腫と異なり、治療に反応せず致死的です。 -
犬の病気
体重減少
体重減少(たいじゅうげんしょう)とは読んで字のごとく「体重が減る」ことです。体重の増減はペットオーナーの皆さんが気づきやすい症状のうちの一つではないかと思います。ただ、きちんと定期的に体重を測定しているペットオーナーは少ないと感じます。動物病院あるいは親切なペット美容室やペットホテルでは必ず体重を測定して記録してくれると思います。体重の変化は健康管理にとても重要ですので、定期的に測定する癖をつけましょう。 -
犬の病気
ボツリヌス中毒
ボツリヌス中毒は、ボツリヌス菌が産生する神経毒が原因となって発症する中毒です。 なぜか猫でのボツリヌス中毒の報告はありません。猫は用心深いから? -
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攻撃行動
攻撃行動(こうげきこうどう)とは、犬や猫が人(家族や家族以外)や他の生物(他の犬や猫など)あるいは非生物(家具などの物品)に対して、威嚇するもしくは危害を加えることです。 家族への攻撃性が高い犬種として、ウエルシュ・コーギー・ペンブローク、柴犬、チワワ、パピヨン、ミニチュア・ピンシャー、ヨークシャー・テリアなどがあります。 また、性格にもよりますが、去勢していない雄は攻撃的なことが多く、雌は妊娠や偽妊娠時に攻撃的になることがあります。 海外の報告ですが、ペットショップで入手した犬は、ブリーダーから入手した犬より家族に対する攻撃が約3倍多く、見知らぬ犬に対する攻撃性も約2倍多いというものがあります。但し、日本では必ずしもこのような傾向にないという意見もあります。