-
猫の病気
シラミ症
シラミ症(しらみしょう)とは、皮膚や毛へのシラミの外部寄生のことを言います。屋外飼育や捨てられたりして、環境が悪い場合など犬猫に見られます。猫ではどちらかとおうとシラミよりみハジラミの寄生が多く見られます。 -
猫の病気
体重減少
体重減少(たいじゅうげんしょう)とは読んで字のごとく「体重が減る」ことです。体重の増減はペットオーナーの皆さんが気づきやすい症状のうちの一つではないかと思います。ただ、きちんと定期的に体重を測定しているペットオーナーは少ないと感じます。動物病院あるいは親切なペット美容室やペットホテルでは必ず体重を測定して記録してくれると思います。体重の変化は健康管理にとても重要ですので、定期的に測定する癖をつけましょう。 -
猫の病気
攻撃行動
攻撃行動(こうげきこうどう)とは、犬や猫が人(家族や家族以外)や他の生物(他の犬や猫など)あるいは非生物(家具などの物品)に対して、威嚇するもしくは危害を加えることです。 家族への攻撃性が高い犬種として、ウエルシュ・コーギー・ペンブローク、柴犬、チワワ、パピヨン、ミニチュア・ピンシャー、ヨークシャー・テリアなどがあります。 また、性格にもよりますが、去勢していない雄は攻撃的なことが多く、雌は妊娠や偽妊娠時に攻撃的になることがあります。 海外の報告ですが、ペットショップで入手した犬は、ブリーダーから入手した犬より家族に対する攻撃が約3倍多く、見知らぬ犬に対する攻撃性も約2倍多いというものがあります。但し、日本では必ずしもこのような傾向にないという意見もあります。 -
猫の病気
猫回虫症
回虫(かいちゅう)は線虫類に属する寄生虫です。人や犬、猫をはじめ、多くの哺乳類の主にに小腸に寄生します。犬科の動物には犬回虫、猫科の動物には猫回虫、人には人回虫というように、それぞれのどうぶつに固有の回虫が存在ます。 -
猫の病気
脱毛
脱毛とは体のあるエリアにおいて被毛(ひもう)が通常より減少した状態です。また、被毛の数は正常でも長さが短くなった場合もいいます。脱毛は掻痒(そいよう:かゆみのこと)とならび皮膚病に見られる最も多い症状のうちの一つです。 通常被毛は活発に毛が伸びる成長期を経て、退行期に入り、休止期になり抜け落ちるというサイクルを繰り返します。このサイクルが何らかの理由でうまく回らなくなり、抜け落ちたままになると脱毛になります。 脱毛は先天的(生まれつき)起こるっているものと、後天的(後から起こるもの)に分けられます。また、同時に痒みがあるのかないのか、どのエリアが脱毛しているのかなども重要になります。 -
猫の病気
前庭疾患
前庭疾患(ぜんていしっかん)とは、様々な原因で平衡感覚を失ってしまう病気全般を指します。 動物には、両側の耳の鼓膜の奥に、蝸牛、前庭、三半規管の3つがあり、このうち前庭と三半規管は平衡感覚に関わる器官です。この三半規管が感知した頭の動きや位置が神経を通じて脳幹へ伝えられ、「平衡感覚」が生まれます。片側の三半規管やその信号を受け取る脳幹が機能しないと、世界がグルグルと回ってしまうような感覚に陥り、めまいやひどいふらつきが起こります。 ドーベルマン・ピンシャーやジャーマン・シェパード、柴犬などのいくつかの犬種は遺伝的に前庭疾患を起こしやすく、子犬のときから症状が現れることもあると報告されています。 -
猫の病気
家庭でできるアレルギー対策
花粉アレルゲン 原因植物の花粉飛散時期を把握し、花粉情報に注意し、対処することが大切です。テレビ・ […] -
猫の病気
肺高血圧症(PH)
肺動脈(はいどうみゃく)とは血液を右心室(うしんしつ)から肺へ送る大きな血管です。肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)とは様々な原因で肺動脈の内圧が標準より異常に高くなっている状態のことを言います。病名というようりは病態の名前となります。 肺高血圧症は心機能の末期的な状態で、経過は思わしくなく余命は限られます。 -
猫の病気
精巣腫瘍
精巣腫瘍(せいそうしゅよう)は主に10歳以上の老犬に多く見られ、雄犬において皮膚腫瘍、繊維組織系腫瘍についで3番目に多く見られる腫瘍と報告されています。特に潜在精巣の犬では、正常な精巣を持つ犬と比べて精巣腫瘍になるリスクが高い(通常の約9~14倍)ことがわかっています。 犬の精巣腫瘍のほとんどは、セルトリ細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)、間質(ライディッヒ)細胞腫と呼ばれる3種類の腫瘍で、これらはほぼ同じ割合で発生し、同時に一つの精巣内に複数の腫瘍ができることもあります。潜在精巣ではセルトリ細胞腫のできる割合がやや多いとの報告もあります。他の種類の腫瘍もできないことはありませんが、稀です。 猫の精巣腫瘍は犬に比較してかなり少なく、セルトリ細胞腫、ライディッヒ細胞腫、精細胞腫、奇形腫のなどの報告があります。 -
猫の病気
分離不安
分離不安(ぶんりふあん)とは動物が愛着を感じている人(通常は1人または複数人の家族)から分離され、一人になると強い不安を感じ様々な問題行動を起こしてしまうことを言います。通常は家族が外出時し留守番をさせている時やそのことが予測されたときに症状が現れます。症状は、軽度なものから深刻なものまで様々です。 特に社会的で群れで社会生活をおくる犬にとって、飼い主からの分離に関して軽度の不安反応は良く見られる行動です。しかし、破壊的行動、無駄吠え、肢端皮膚炎など重度になった場合は病気として対処する必要があります。 分離不安は一般に犬に多くみられる問題で、早期離乳、室内飼育犬や保護犬、一人暮らしで起こる場合が多いとされています。犬の病気と思われがちな分離不安ですが、猫でも時々おこります。 -
猫の病気
関節炎:Osteoarthritis(猫編)
関節炎(かんせつえん)とは変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)とも言われ、硬い骨同士が直接擦り合わないように骨と骨の間でクッションの役割になっている関節軟骨の変化により、痛みなどの症状があらわれる進行性の関節疾患で、肘、肩、膝、股関節など様々な関節に起こります。12歳以上の猫の90%には何らかの関節疾患があると報告されています。 主に中年から高齢期に見られますが、若年期でも見られることがあります。前述のように多くの高齢猫が、変形性関節症を起こしていると考えられていますが、関節炎の痛みにより活動量が落ちていても、高齢のせいだと感じたり、はっきりとした症状が出ないケースもあるため、キャットオーナーが気付かないことも多い病気です。 また、特に猫は「痛み」を表現する能力が乏しい動物です。キャット・オーナーの気づかないうちに多くの猫が関節炎に苦しんでいると言われます。猫を飼育したら関節炎の正しい知識を学び、早期にこの病気を見つけてあげて、痛みを和らげてあげましょう。 -
猫の病気
跛行:Lameness
跛行(はこう)とは、犬や猫の場合、四肢に均等に負重できず、怪我や病気のある足をかばったり、引きずる状態をいい、通常は痛み(疼痛)があります。 跛行とは病気の名前ではなく症状の名前です。