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トピック
新型コロナウイルス感染症:COVID-19
新型コロナウイルス(COVID-19)は主に人から人へと広がるウイルス感染症ですが、稀に犬や猫も、新型コロナウイルスに感染しています。感染は、動物が新型コロナウイルスに感染した人々と密接に接触した後に発生しています。 香港[2]、米国[3]、ベルギー[6]、フランス[7]、イギリス[8]など多くの国で伴侶動物として飼育されている犬や猫で、検査陽性反応が出ています。また、日本でも2020年8月、9月に犬の検査陽性が合計3頭確認されています[10][11]。 現在までに入手できる情報が限られてますが、新型コロナウイルスがペットとして飼育されている犬や猫を介して人に拡散するという報告はありませんが、人から動物に拡散したと思われる事例は複数報告されています[12]。 -
トピック
バベシア症
バベシア症は、バベシアと呼ばれる顕微鏡でしか見えない小さな原虫という病原体が、血液中の赤血球に寄生することによって溶血性貧血などいろいろな症状をひき起こす病気です。治療が遅れると死に至ります。病原体であるバベシアはマダニの体内に潜んでいて、マダニの吸血とともに犬に感染します。日本国内では病原性の比較的弱いバベシア症(Babesia gibsoni)が関西以西の西日本・四国・九州・沖縄地方に多く発生していますが、近年では東日本以北での犬の感染例も報告されています。壱岐島内でも複数バベシア症の発生(壱岐全島地域)を確認しています。 -
猫の病気
FLUTD:猫下部尿路疾患
猫下部尿路疾患:FLUTD(猫泌尿器症候群:FUSと以前は言われていました)は、その名の通り、尿路の下部にあたる膀胱と尿道に関係する疾患の総称で、膀胱炎や尿道炎、膀胱や尿道の尿石症などが含まれます。猫では特に原因不明の特発性FLUTD(間質性膀胱炎、特発性膀胱炎)や不適切な食事による尿結晶や尿石の形成が多く見られます。 症状が進むと、尿道が詰まって排尿が全くできず尿毒症となり短期間で死亡することもあり、注意が必要な病気です。 FLUTDはどの年齢でも発症する可能性がありますが、通常、運動量が少ない猫、屋内トイレを使用する猫、屋外へのアクセスがほとんどまたはまったくない猫、ドライフードを与えられている猫、中年の太りすぎの猫で見られます。他にも精神的ストレスや環境ストレス、複数の猫がいる家庭、日常生活の急激な変化などの要因も、猫がFLUTDを発症するリスクを高める可能性があります。 -
人獣共通感染症
SFTS:重症熱性血小板減少症候群
SFTS:重症熱性血小板減少症候群とは2011年に中国の研究者らによって発表された新しいウイルスによるダニにより媒介される感染症です。2013年1月に国内で海外渡航歴のない人がSFTSに感染していたことが初めて報告されました。このウイルスは保有するダニに咬まれることにより人に感染します。また、犬や猫も同様にウイルスを持つダニ(フタトゲチマダニなど)に咬まれることで感染し、それらの動物と濃厚に接触(血液た唾液など)することで人が感染します。感染した人と濃厚に接触すると、人から人へも感染すると言われています。犬から感染したとされる症例[3]や、2016年に猫から感染したと思われる人の死亡症例も報告されています。また特に猫において西日本での感染が多く報告されていきています。 -
コラム
猫の病気のわずかな徴候を知ろう
キャット・オーナーは愛猫の些細な変化としてどのようなことに注意すればよいと思いますか? 些細な変化に […] -
泌尿器科(猫)
膀胱炎(猫編)
膀胱炎(ぼうこうえん)とはオシッコを貯める働きをする臓器である膀胱に様々な理由(ストレス、細菌、結晶・結石など)から炎症が起こる病気です。特に猫では最も罹りやすい病気のうちの一つであることが知られています。 元々砂漠の生き物であった猫は、水を飲む量が少なくても生きていけるように、オシッコを濃縮して残った水分を体内で再利用し、体内にある水分を効率よく使えるようにできています。ですから、人や犬に比べてオシッコが臭いのは濃縮されていることも一つの理由です。猫に泌尿器系の病気(腎臓病や結石など)が多いのは、このようなことも関係しています。 -
トピック
壱岐動物病院をスマホの「ホーム画面に追加」してください。
phone_iphoneiPhoneの場合 1、iPhoneのブラウザ(safari)で壱岐動物病院 […] -
猫の病気
猫パルボウイルス感染症(FPV:猫汎白血球減少症)
猫パルボウイスル感染によって引き起こされる病気です。血液中の白血球が極端に少なくなってしまうため、汎白血球(はんはっけつきゅう)減少症と言われます。白血球が少なくなると細菌や他のウイルスに対する抵抗力が弱くなってしまい、合併症を起こしやすくなります。このウイルスは非常に感染力が強く、死亡率が高い病気として、有名です。特に体力のない仔猫や若齢猫、ワクチンの接種を受けていない猫がかかりやすく、感染すると、急激に症状が悪化し、仔猫はわずか1日で死んでしまう事もある高い恐ろしい病気で、猫の伝染病の中でも最悪です。 -
猫の病気
猫ウイルス性呼吸器感染症(猫風邪)
呼吸器にウィルスが感染することによって起こる病気です。咳や鼻汁などの風邪のような症状をもたらす病気で、俗称として「猫風邪」と呼ばれることがあります。主に空気が乾燥しがちな冬に多く見られますが、夏場でも見られます。 代表的なウィルス性呼吸器感染症の原因ウイルスとして「猫伝染性鼻気管炎(猫ウイルス性鼻気管炎)」と「ネコカリシウィルス感染症」が挙げられ、これらが同時に感染することもあります。 -
コラム・ブログ
猫ちゃんの通院ストレスを軽減しよう!
猫ちゃんはいつもの環境が変わるとストレスを感じることの多い動物だと言われています。しかし、猫ちゃんが […]