※電話などでの各種病気に関するお問い合わせは、通常診療業務に支障をきたしますので、当院をご利用のペットオーナー以外はご遠慮ください。まずはご自身のかかりつけ獣医師にお問い合わせください。ご理解とご協力をお願いいたします!
関節炎とは?
関節炎の原因
関節炎の症状
関節炎の診断/検査
ー変形性関節炎(OA)6つのチェックリスト:MiPSCー
□「うさぎ跳び」のように後ろ足で同時に跳ねて登る。途中で休憩してしまう。
2.階段を降りるとき
□体を横向きにして一段ずつ降りる。途中で休憩してしまう。
3.動くものを追いかけるとき
□途中でゆっくりになったり、休憩することが多い。
4.ジャンプするとき
□飛び乗る前にためらう。1回ジャンプで届かず、前足をつけてから後ろ足を引き上げる。
5.飛び降りるとき
□飛び降りる前にためらう。大きくジャンプしない。飛び降りるのではなく地面に足を伸ばして降りる。
6.走るとき
□全体的に動きが遅く、歩くとき早歩きを交互にする。
※どれかに当てはまった場合、関節炎の痛みを抱えている可能性があります[5]。早めに当院にご相談ください。
関節炎の治療
関節炎の予防
原因がわからない場合はこれといった予防方法はないのが現状です。しかし、肥満や外傷が原因になる場合は、まず肥満の解消や関節になるべく負荷をかけないよう生活習慣を見直すことも予防になります。肥満にならないように日頃からのこまめな体重管理を心がけましょう。また、その他上記のような症状がみられた場合は、早めに当院にご相談ください。軽度の運動はとても良いことです。適正体重を維持し、関節への過剰な負担を回避することに役立ちます。
関節炎はキャットオーナーが気づきにくい病気のうちの一つです。早く気づいてあげることで快適に一生を過ごせます。以下であてはまることが一つでもあれば当院に早めにご相談ください。
□体重がここ最近増加している
□階段を登るのが困難になった
□起き上がる動作が遅くなった
□激しい運動後に足がおぼつかなくなった
□あまり遊ばなくなった
□横になることが増えた
□関節をなめることがる
□最近関節を怪我したり、手術を受けた
□触ると痛がる
関節炎の看護/その他
猫は家での症状を病院では見せないことが多くあります。ですから、関節炎かも?と思ったら階段の上り下りやジャンプなどのチェック項目をスマホで撮影して、診察時に見せてもらえると診断の助けになります。
高齢になったら散歩や運動を控えなければとおもっていたら大間違いです。また、関節炎だからと言って散歩が禁止ではありません(未だにこのようなことをいう獣医師もいます)。むしろ消炎鎮痛剤などを使いながら積極的にリハビリ運動を行わなければ歩けなくなってしまいます。まずは高齢になったら、生活環境を整えてあげましょう。室内で飼っている場合、滑りやすいフローリングなどはカーペットやコルク材などを敷いてあげましょう(これは若い頃から)。階段の上り下りも負担になるので、ゲートをつけるなど対策をしましょう。高めの段差にはステップを置いてあげるといいでしょう。
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参考文献・資料等
- 猫の変形性関節症
- Herbal Therapies for Osteoarthritis
- Radiographic evidence of degenerative joint disease in geriatric cats: 100 cases (1994-1997)
- Retrospective Radiographic Study of Degenerative Joint Disease in Cats: Prevalence Based on Orthogonal Radiographs
- Development of a checklist for the detection of degenerative joint disease-associated pain in cats
[WR21,VQ21:]
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