ホルモン等検査

ワンちゃんでは甲状腺機能低下症が、猫ちゃんでは甲状腺機能亢進症が多いと言われています。また副腎皮質亢進症や低下症、肝臓機能低下など様々な病気をより詳しく検査することができます。壱岐動物病院では「甲状腺機能検査」「副腎機能検査」「肝臓機能検査」が外部検査機関に送らなくても検査できるように免疫反応測定検査機器を導入しております。

ホルモン等検査
Hormone etc. Test

富士ドライケム IMMUNO AU10V
富士ドライケム IMMUNO AU10V

・ホルモン等検査はどんな検査?

以前までは甲状腺機能(T4、TSH)や副腎機能(コルチゾール)、肝臓機能(総胆汁酸)を測定するためには島外の検査機関に血液などを送り、検査結果を数日待たなければなりませんでしたし、そのための送料をペットオーナーの皆様に負担して頂かなければなりませんでした。
2017年よりこれらを測定できる検査機器を新たに導入し、より早く、確実に検査結果が分かるようになりました。また、送料の負担もなくなりました。

・ホルモン等検査で何が分かるの?

甲状腺 / 副腎 / 肝臓 などの臓器が正常に機能しているかが分かります。

検査項目と解釈

(1)T4

甲状腺ホルモンです。T4は甲状腺から分泌され、代謝を亢進させる働きがあります。甲状腺から分泌されたT4は大部分が蛋白と結合し、結合していないT4はFT4(遊離T4)と呼ばれます。
主に、ワンちゃんでは甲状腺機能低下症、猫ちゃんでは甲状腺機能亢進症がみられます。特に猫ちゃんでは9歳齢以上で甲状腺機能亢進症が多く、重要な疾患となっていますので、高齢の猫ちゃんでは定期検診にT4の測定を加えることをお勧めします。

(2)TSH

下垂体前葉から分泌される甲状腺ホルモンの分泌を刺激する糖蛋白質ホルモンで、甲状腺刺激ホルモンと言われます。血液中に分泌されると甲状腺にあるTSH受容体に結合し、甲状腺ホルモンの合成および分泌を促進します。
T4と共に測定して甲状腺機能の診断に用います。

(3)コルチゾール

コルチゾールは、下垂体からのACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の刺激によって分泌されます。副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)の診断に用いられます。これらの診断のためにはACTH刺激試験、デキサメサゾン抑制試験、高用量デキサメサゾン抑制試験などを行い。数回のコルチゾールの測定が必要なことがあります。また、この数値だけでなく、臨床症状や血液生化学検査、超音波検査等と合わせて総合的に判断します。

(4)総胆汁酸(TBA)

主に肝臓・胆嚢の機能をみる検査です。またワンちゃんに多い門脈シャントの診断にも用いられます。

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検査時間

採  血:1項目10分程度
検査結果:院内検査なら1時間以内、院外検査なら数日日
 ※当院ではセカンドオピニオンなどにも利用できる様に、必ず検査結果データ報告書をお渡します。

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注意事項

ー常用している薬がある場合は申し出てください。
ー指示された場合12時間程度の絶食をお願いします。