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SFTS:重症熱性血小板減少症候群
SFTS:重症熱性血小板減少症候群とは2011年に中国の研究者らによって発表された新しいウイルスによるダニにより媒介される感染症です。2013年1月に国内で海外渡航歴のない人がSFTSに感染していたことが初めて報告されました。このウイルスは保有するダニに咬まれることにより人に感染します。また、犬や猫も同様にウイルスを持つダニ(フタトゲチマダニなど)に咬まれることで感染し、それらの動物と濃厚に接触(血液た唾液など)することで人が感染します。感染した人と濃厚に接触すると、人から人へも感染すると言われています。犬から感染したとされる症例[3]や、2016年に猫から感染したと思われる人の死亡症例も報告されています。また特に猫において西日本での感染が多く報告されていきています。 -
気管支炎
気管(きかん)とは、動物の喉から肺に通じる、呼吸の際に空気が流れる管のことです。その気管から肺にはいる、木の枝のように分かれた部分は気管支(きかんし)と呼ばれ、気管よりもさらに細い管で、肺のガス交換を行う組織である肺胞に開口しています。気管支炎はこの気管支部分に炎症が起こる病気です。特に子犬や子猫に多く、鼻炎や咽頭炎に併発することも多く、発咳などの症状が見られます。ウィルス感染が原因であることが多く、特に空気の乾燥した冬場に流行が見られます。 -
膀胱炎(犬編)
膀胱炎は犬に多い病気で、膀胱に炎症が起こる病状。原因は細菌感染や結晶・結石があり、尿検査や超音波で診断。治療には抗生剤が使われ、結晶や結石の治療も行われる。予防には食事の管理と水分摂取を重視し、再発を防ぐために指示通りに薬を与える必要がある。症状が悪化する場合は腎臓に波及することもあるため、早期の診療が重要。 -
嘔吐:Vomiting
嘔吐(おうと)は、胃や腸からの内容物を口から吐き出す症状で、病気ではなく症状です。嘔吐の原因は消化器の問題から全身疾患、感染症、中毒、異物、腫瘍など多岐にわたります。急性嘔吐や慢性嘔吐にはさまざまな検査が必要で、治療は原因に応じて行われます。嘔吐の予防は難しいが、重度の嘔吐や伴う症状がある場合は早めの診察が必要です。診察時には吐いた内容や症状の詳細が役立ちます。病院で提供される食餌や電解質サポートを利用することもあります。診察の際にこれらの情報を記録すると役立ちます。 -
犬フィラリア症:犬糸状虫症
犬フィラリア症は、犬の心臓に寄生する寄生虫による感染病で、蚊を介して広がります。症状は初期には気づかれず、後に呼吸困難や心臓、肝臓、腎臓の障害を引き起こし、死亡率が高いです。人や猫にも感染する可能性があります。予防薬や予防注射で予防可能で、感染が疑われる場合は検査が必要です。予防が最善です。血液検査で感染を調べ、予防薬の定期投与が重要です。 -
食欲不振
食欲不振は食事の量減少や全く食べなくなる症状で、病気の名前ではなく症状名。原因はストレス、痛み、環境変化などで起こり、長く続く場合は異常の兆候。病気が原因の場合、病気の治療が必要。予防は早期発見が重要で、食欲不振が3日以上続く場合には動物病院を受診。対処法として静かな環境、食器、流動食、好みの食材、食欲増進剤、強制給餌などがあり、経管栄養も検討。手遅れになる前に早めの対処が大切。 -
腸炎
腸炎は腸の粘膜炎症で、主な症状は腹痛と下痢、発熱が含まれます。急性腸炎と慢性腸炎に分けられ、原因は細菌感染、ウイルス、食事、寄生虫、免疫疾患、毒物、ストレス、腫瘍など多岐にわたります。診断には身体検査、糞便検査、検査などが必要で、治療は原因により抗生物質、駆虫薬、外科手術などが行われます。慢性腸炎の予防には適切なペットフードやワクチンが役立ちます。慢性腸炎は再発しやすいため、定期的な診察が必要で、一部の細菌は人に感染する可能性もあることに注意が必要です。 -
胃炎
胃炎は胃粘膜の炎症で、急性と慢性に分かれます。共通の症状は嘔吐ですが、原因や期間が異なります。原因には食べ物、感染、異物、アレルギー、薬物などがあり、症状には嘔吐、食欲不振、下痢などが含まれます。診断には検査が行われ、治療は原因により異なります。予防には危険物の制限、ワクチン、寄生虫駆除が役立ちます。胃炎を放置すると重篤な状態に進行することがあるため、早めの対処が重要です。 -
膿皮症
膿皮症は犬や猫の皮膚感染病で、ブドウ球菌などの細菌による化膿性の皮膚疾患です。皮膚の炎症、脱毛、発疹、膿などが一般的な症状で、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミ感染などが原因となります。治療には抗生物質と薬用シャンプーが用いられ、環境の清潔さや栄養、皮膚のケアが予防に役立ちます。また、治療期間中に指示通りに薬物を使用し、再発時には耐性菌の検査を行うことが重要です。 -
犬に与えてはいけない食べ物
・食生活では下記の食べ物に注意しましょう まず皆さんがきちんと理解しなければならないのは、ワンちゃん […] -
レプトスピラ症
レプトスピラ症は、犬と人に感染する感染症で、レプトスピラ菌により引き起こされます。感染源は野ネズミなどの動物で、感染は感染動物の尿や汚染された水から起こり、経皮感染が主な経路です。症状は不顕性型、出血型、黄疸型に分かれ、いくつかは重篤で致命的です。ワクチン接種が予防策で、疑いがある場合は抗生物質の投与が行われます。感染リスクのある環境での注意が必要で、ズーノーシスとして知られています。 -
犬パラインフルエンザウイルス感染症(CPIV)
犬パラインフルエンザウイルス感染症(CPIV)は、犬の呼吸器症状を引き起こす高度に伝染性のウイルス感染症。主な症状は咳、鼻水、発熱、食欲減退などで、混合感染が重症化させることもある。ワクチン接種が予防方法で、特に多頭飼育や他の犬と接触が多い場合は重要。疑いがある場合、診断と治療が必要。